妹が夜這いしてきたので様子を見ることにした
「.....兄さん」
時刻は夜中の1時。
その声と同時に俺の横に人の気配を感じた。
半目で声の方を見ると、下着同然のネグリジェを身に着けた妹が俺のことをじっと見つめている。
「兄さん、寝てるよね」
どうやら俺が寝ていると勘違いしている様子。
いつもは23時くらいに寝るのだが、今回は期限が近いレポートを片付けていたらこんな時間になっていたのだ。
ついさっきベッドに横になっていざ寝るかと思った矢先、妹が俺の部屋に入ってきたので慌てて目を閉じた次第。
そんな俺のことなどつゆ知らず、我が妹は俺の顔をなめるように眺め、時折色っぽい声を出している。
「.....んふぅ。にいさぁん❤️」
聞いたことのない妹の声に若干戸惑うが、このくらいでうろたえる俺ではない。
このまま様子を見て、起きるタイミングを見極めようではないかッ!!
「しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきッ❤」
........無理じゃん。
この状況で起きれるはずがないですやん。
実は起きてましたてへぺろっなんて言ってみろ。
とち狂った妹にこの世から消されるのが目に見えるぞ。
「兄さんがいけないんだよ?毎日私のためにご飯を作ってくれて、雷で怖いときはいつも一緒にいてくれる。私がいじめられてる時も、真っ先に助けてくれた。そんな兄さんのこと、好きにならないなんてありえないよ.....」
........まさかここまで俺のことが好きだったなんて、夢にも思うまい。
確かに俺たちの両親はすでに亡くなっていて、俺が両親の代わりになれば妹もさみしくないだろうと思い、妹優先の生活を送ってきた。
それがまさかこんな形で妹をゆがめていたなんてな......
「だから、私の愛に気づいてくれない兄さんにはお仕置きが必要だよね」
妹が俺の頬を撫でる。
夏真っ盛りなこの時期にはひんやりしてて気持ちいい。
しかし、そんなことなど気にならないくらい甘美で、そして妖艶な声が俺の全身を駆け巡る。
「兄さん.......チュ.......ンッ......好き....チュ.....大好き❤....ンハァ.....」
それから俺への愛を囁きながら、俺の頬、額、腕など至る所にキスし始めた。
少しこそばゆいが、ここで起きてしまったら妹が何をするか分からない。
だから俺は、さりげなく身じろぎすることによって肌面積が少ない体制になった。
「んもぅ、兄さんったら。これはお仕置きなんだからね?勝手に動くことは許さないよ...」
そう言うと、ヌギヌギしましょうねぇと続けつつ、俺の服を脱がし始める。
なんとか脱がされないように体制を変えてみたりするも、抵抗虚しくパンツ一丁にされてしまった。
下着同然のネグリジェを着た妹がパンツ一丁の俺に跨るという、率直に言うとヤバい構図が完成した。
「兄さん、今日はね?お仕置きの一環として、兄さんの童貞と私の処女を交換する予定なの」
.......とんでもない爆弾発言が投下された瞬間である。
俺が童貞だとなぜ知ってるのかは置いとくとして、このままだと取り返しのつかない事になってしまうのは確実。
まじでどうしようと思うのも束の間。
「この香ばしい香り。兄さんがお風呂に入ってる時に嗅いだパンツよりも匂いがすごい......んッ.......最・高❤️」
妹が変態発言とともに、俺のパンツ付近に顔を埋めているではないか。
確かに風呂に入ってる時隣からガサゴソ音がしたが、あれは妹が俺のパンツを嗅いでる時の音だったのか、納得納得。
ってなんでやねん!!と一人漫才をするくらいには追い詰められていた。
だって俺の本体がたまに擦れるんだよ?
気持ち良すぎて頭おかしくなりそうだ。
「.....兄さんの兄さん、今出してあげるからね....❤️」
そんなことなどお構いなしに、妹の意識は俺の本体へとシフトチェンジしたらしい。
それと並行するように俺の本体も起き上がっていく。
これ以上は流石にダメだと思い考えを巡らすが、こんな状況に限って何もいい案が思い浮かばない。
終わった.....と思ったその時、
ピロリンッ♪
「えっ!?」
深夜に鳴り響いた俺のスマホの音にびっくりした様子の妹。
これしかないッ!と思い、ゆっくり起き上がる。
「.....んぅ、うるさいなぁ」
さもうるさくて今起きましたという雰囲気を出しつつ、ゆっくりと妹に顔を向ける。
「......なんで、お前がそんな格好で俺の部屋にいるんだ?もう夜中だぞ?」
「ち、違うの兄さん!別に兄さんの寝顔が見たいとか兄さんが好きすぎるから夜這いしたいとか、そんなこと考えてないんだからッ!」
「.....」
思いっきり自分がしようとしていたことを暴露していたが、ここは聞いてないふりをしてそれらしいことを言っておく。
「まあ、大方トイレ行った後に間違って俺の部屋に入ったとかだろ。ほら、そろそろ寝ないと明日起きれなくなるから部屋に戻れ」
「.....うん、ごめんね?こんな時間に起こしちゃって。おやすみなさい」
「おう、おやすみ」
そう言うと、妹はそそくさと俺の部屋を後にした。
どうやら理性は元に戻ったようで一安心だ。
しかし、今後どんな顔をして妹と話せばいいのだろうか。
あんな告白を受けてなかったことにできるほど、俺の精神は育ってはいない。
それにしても.....
「あいつ、めちゃくちゃエロかったなぁ」
妖艶な声、滑らかな髪、柔らかい体。
あの体をずっと見ていたい、あの体を自分のものにしたい。
すべてが昔の妹とはかけ離れていて、妹を女として見ている自分がいたのだ。
そんな自分が許せなくて、でもやっぱり妹のことを考えていて......
「はぁ、これからどうすっかな.....」
と思わずにはいられなかった。
~妹の部屋~
「作戦成功だね」
自分の部屋に戻ってきた私は、自分のPCを見ながらそうつぶやいた。
そのPCには、自己嫌悪に陥っている兄さんの姿がばっちりと映し出されている。
「ふふっ、まさか自分の部屋が一日中監視されているだなんて、鈍感な兄さんにはわからないだろうね」
そう。
私は兄さんのことが好きすぎるあまり、兄さんの部屋を一日中盗撮、もといモニタリングしている。
今日兄さんが遅く寝ることも、あれもこれも全部知ってたのだ。
「これで私のことを意識してもらえたのは確実。あとは兄さんから私を襲ってくれるのを待つだけだね」
わざと兄さんが起きているときに夜這いに行ったのは、私のことを意識してもらうためのプロセスでしかなかった。
今日のことが発端となって兄さんが私のことを襲ってくれるように仕向けたのである。
「我ながらちょっと大胆すぎたかなぁ?」
そう言って視線を向けたのは今自分が着ているネグリジェだ。
透け透けすぎて、下着がもろに見えてしまっている。
「まあこのくらいしないと、兄さんは襲ってくれないからね」
そう言うと、私はベッドに寝転がり下着を脱ぐ。
「さて、次はどんなことをして兄さんに意識してもらおうかな?」
そして自分の秘部に指を伸ばして、兄さんのことを想いながら自分を慰めた。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
本日二作目の作品です。
少々文章が短いと思いますが、短いなりに濃い内容にしたので楽しんでいただけたと思います。
もし反響であれば続きを書きたいと思うので何卒よろしくお願いします。




