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第二章 二十一話

動揺して言葉が空回っちゃった。オリビアも目を輝かせながら驚いている。


「まずドワーフの作るものは売り物であればそれだけでだいぶ価値のあるものになるの。て言うのはドワーフってすごい頑固なの。それはそれはすごい頑固なの。でもそれがしっかり作業にも出てて、とんでもなく作り込むの、彼らって。だから細部までもとことんこだわっててあり得ないほどきめ細かいものができあがる。さらに素材選びにもこだわりを持って作るから、たとえそれが安物の素材でも最大限以上に素材の良さを叩き出して、なおかつ出来上がりとしては魔力伝導変換効率もそして物自体も含めて一級品以上のものを作るわ。全てを持って一級品以上のものを、そんな技術とこだわりを持っているドワーフが本気で何かを作ったらそれはなんであれ国を動かすほどのものになり得るでしょ?そしてそんなものを作りあげるのが彼らドワーフ。すごいでしょ?」


 す、すごすぎる。

 魔法具に僕は興味がある。だから魔法具も作っていて尚且つ最高の技術まで要しているドワーフの話には興味が出ないはずがない。ドワーフ….会ってみたい!そしてあわよくばその技術を習いたい!!!


「ふふ、ウィル。顔に出てるわよ。気をつけておいてね、ドワーフはとてもこだわりが強いの。だから技術的なことはほぼ絶対他人には伝授しないわ。そして他人種である人間種われわれに伝授するなんてとんでもない恩か、とんでもない脅しをするしかないかもね」


「母様!それでも僕は浪漫を追い続けますよ!」


 ドワーフの技術!是非みてみたい!!


「いい心意義よ。ウィルがすごい技術者になることをお母さんも楽しみにしてるわね」


「わたしも会ってみたーい!」


 オリビアも他人種の話を少しずつ飲み込んでいきだんだんと現実味を帯びてきている。世界に引き込まれているようだ。


「きっと会えるわよ。ただそういう職人気質なことでドワーフは比較的に材料が取りやすい鉱山とかによくいるわ。そしてその場で物作りをするドワーフが多いから大体ドワーフの工房も併設されてるから働いてるドワーフをみたいならそう言うところに行くことがいいかもね。あとはドワーフはしっかりみっちり余念なく物作りするから仕事終わりの()()()()も大好きなの」


「うちあげって?」


 オリビアがぽかんとする。


「大きなことを成し遂げた後のお祝いみたいなもの、かしらね。ドワーフはとっても大酒呑みなの。仕事終わりは一夜通しで派手にお酒を浴びるように飲むわよ。だから仕事終わりのドワーフに会いたかったら酒屋にいくのがいいかもね。とても陽気なドワーフが見れるわよ、ふふ」


「へえー!村で言うところの小さい捧物祭みたいなものかな?仕事が終わった後に毎回やるのは楽しそうだね!」


 あれ?もしかしてオリビアってお酒飲みの素質あり?オリビアってどんな酔い方するだろう。でれでれしてくれたらいいな、もちろん僕限定で。


「ウィルなんか顔ニヤついてるよ?」


 オリビアに指摘され、すんっと真顔になる。

 でも、まだ成人じゃないからお酒は飲めないけど、是非ともオリビアとは大人になったら杯をかわしたいなあ。


「さて、ドワーフの話はこの辺にしておいて、次はエルフについてね。エルフもまた派手といえば派手な種族ね。でも有体に言えば質素でもあるわ」


 エルフかあ。ヴァルヴィデアにも何人かいたなあ。みんな容姿端麗だったなあ。確かに容姿で言えばとんでも派手だった気がする。質素っていうのは村が1番見たいな感じかな?


「どういうこと?真逆な意味のようにきこえるけど」


 オリビアはまたはて?となる。

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