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第3章 第45話

 試験は全部で3日間。

 2日間は筆答試験で、3日目に魔法の実技試験がある。そしてその項目で成績上位64名が、テストが終わって1ヶ月後にある期末トーナメントへの出場権を得られる。特撰が10人、他のクラスが約30人で、特撰クラスを合わせてクラスが5つのために、成績順位が半分以上あればトーナメントに参加できるわけだ。まずは知識などの成績で50%の篩にかけ、あとは1対1のサシ勝負で、勉強だけではない実戦力と、トーナメントで続ける持久力の評価をするという内容。


 試験は順調に終わっていき、ペーパーテスト、魔法の実技は上手く終われたと思う。正直ペーパーテストは事前に過去問を集めていたので、予想通りというか、予想範囲内で問題を解けた。

 なぜ過去問を集めれたかというと、マニ君に過去問を貰えたっていうのがでかい。普通学校の校内試験如きで過去問を集める学生は少ない。そんなに広くない範囲だし、そもそもそれくらい自分の力でどうにかなるというプライドもあると思うけど、僕はできる対策はできる限りしておきたかった。

 マニ君は商売のプロだ。なら1番重要なのは情報、と思い、マニ君に過去問を持ってないか聞いたら、さすがマニ君、しっかり持っていたし、なんと快くくれた。本当はお金がかかるらしいけど、先の一件でそれくらいなら、と写しを貰えたのだ。本当にありがたかった。まあ毎度ただではないで〜、と釘を刺してきたのは実にマニ君らしかったけど。ただほど怖いものはないしね。

 魔法の実技は特段変なこともなかった。今まで習ってきた魔法の発現ができるかどうか、と言った単純な試験だった。恐らく、発現までの速さなどを見ているのだと思うけど、入学試験のような派手さはいらないので、まあそこはいつも通りやれば良いだけだった。

 後はどれだけできたかどうかは、結果が教えてくれるだろう。


 3日間のテストが終わった帰り、みんなで待ち合わせて寮まで帰った。いつもの如く、アディはどっかに行っちゃったけど。いつも帰りは忙しいアディ。なんだかんだアディと放課後一緒に帰ったことがないなあ。と、それよりも。


「みんなどうだった?」


「わたしは結構自信あるかも!過去問やってたことで筆答試験は難なく答えれたし!」


 オリビアの出来は良さそうだ。他の特撰じゃない一般枠のみんなは•••。

 一般枠の同級生が顔を見合わせる。わなわな震えながら、そしてことを切ったかのように話し始める。


「それが!」「めっちゃできた!」「今までこんくらいでいいかーって感じでやってきたけど」「今回はむちゃくちゃできたって達成感が、ある!!」


 いえーーい!とハイタッチをしあう彼ら。よかったあ。みんな試験の出来は良さそうだ。後は本当に結果を待つのみだ。

 みんなとりあえずは試験が終わって、浮かれモードになっている。ふぅ、根も詰めてたしね、これから期末まで授業もないし、いったん休憩かな。冒険者ギルドにでも行ってみようかな?


 後日談であるが、マニ君が一般枠の生徒が過去問を求めてきたことをそれとなく噂で流し、他の貴族が一般枠の生徒に負けたらメンツが丸潰れのために、マニ君に過去問を求めて来たらしい。もちろん有料でマニ君は貴族に過去問を渡したとのこと。さすがマニ君だよ、商売の匂いがすればすぐに実行する。お小遣い程度の利益は上げたらしく、ニコニコしてたな。試験の成績はどうあれ、今回の筆答試験においての勝者はマニ君だな。本当に、さすがマニ君だ。そこまでの貪欲さと嗅覚も僕と見習わなくちゃ。

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