文章を読ませる技術
今回も、文章術です。
今回は、第1回目に紹介した「反復」「例示」「関係性の強調」の、応用的なテクニックを紹介します。
その前におさらいしておきますと、
「反復」は同じ言葉を繰り返すことで読者の記憶に定着しやすくすることです。また単純接触効果による
好感度の上昇も目論んでいます。
「例示」は具体例を挙げることで読者の理解を助けることです。
「関係性の強調」は、この文章はあなたと関係がありますよとアナウンスすることです。
では、早速本題に入っていきましょう。
まずは、「反復」です。
これを応用するなら、「テンプレ化」がお勧めです。
「テンプレ化」は連載小説などで、毎回決まった文言を使うというものです。
アニメやドラマなどで毎回、主人公が言う決め台詞、特撮や魔法少女もので見られる変身シーン、お笑い芸人さんのギャグなどお馴染みのシーンやフレーズがいくつか思い浮かぶのではないでしょうか。
それをあなたの小説でも使ってみましょう、というのが「テンプレ化」です。
次は「例示」です。
これは応用というよりも使う時のコツなのですが、読者の知っている言葉で説明するということです。
新しい知識を紹介する時に、相手の知らない言葉で説明しても余計に伝わらなくなるだけです。
野球に詳しくない人に野球の喩えをしても伝わらないのは火を見るよりも明らかでしょう。
最後に「関係性の強調」です。
「共感【あるあるネタ】」です。
「共感【あるあるネタ】」はその名の通り、あるあるネタをはさむことで読者の共感を得ることです。
読ませたい文章と、想定している読者の、橋渡しとなるようなあるあるネタを導入に使えたら強いです。
実は「関係性の強調」についてはもう一つテクニックがあるのですが、そちらは若干黒い内容なので、
稿を改めてR-15で投稿予定です。
今回は、こんなところでしょうか。
それでは失礼いたします。
またね。