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閻魔が無職になりまして、  作者: 左 阿千
渚音と閻魔
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七音渚音は迷わない?



私は人生において、いや何事においても、

基本的に迷いません。即断です。

あれ?即断って断る時に使うんでしたっけ?

即座に断る?即座に決断する?忘れてしまいました。


まあ、そんな閻魔様も驚く様な英断とも言える決断力を持つ私でも迷う事はあります。

ショートケーキ、スイーツタルト、モンブランは私の中でかれこれ5年ほど三つ巴の争いを繰り広げていて、未だ決着はつきそうにありません。

多分これからもつかないと思います。


ここまで言えば分かってしまったかも知れませんが、(七音渚音は迷わない)と言うのは真っ赤な嘘です。

迷って迷って迷い尽くす、それが私です。



おまけに面倒な事を頼まれてもNoと言えないもっと面倒な性格なのです。自分のダメさについて語らせば天下一と呼び声の高い(今思いつきました)私のダメトークとくとご覧あれー。


つい先日、多分4日か5日ほど前です。


「私最近、辛いものにハマっちゃってさー、止められないの、渚音ちゃんは辛いもの好き?」


とクラスメイトに声を掛けられました。どちらかと言えば、いや、本当は大嫌いなのですが好きと公言している本人を前にして"ふん、大嫌いだけど?"なんて言える根性は持ち合わせていません。


「まぁまぁかな」


私は適当に話を合わせます。

運命のイタズラか、神の試練なのか分かりませんがそんな日に限って給食はキムチでした。


「ごめん渚音ちゃん、私辛いのダメなんだ…食べてくれない?」


と今朝の私達のやり取りを聞いていたであろう別なクラスメイトに頼まれて狼狽えたものの、私はやはりNoと言えずに泣く泣く2人前のキムチを食べました。やっぱり(つら)いのも(から)いのも嫌いです。


次キムチが出たら今度こそ耐えられる自信が無いので学校を休もうと思っていまるのですが今月の給食メニューには載っていなかったのでしばらくは安泰です。


と、まあこんな具合にコンニャクもビックリの優柔不断です。

付いたあだ名は"なあなあの渚音ちゃん"悪口じゃん!と言われそうですが語呂がいいので実はちょっと気に入ってたりします。


何の話やねん、とツッコミたいのは分かりますが それも含めて私です。と言うよりそれが私です。


そんな私の長くて短い物語。

はじまりはじまり〜


…なーんちゃって

最後まで読んでくださりありがとうございます。

本当は主人公の名前は(ななおなお)にするつもりだったのですが同じ名前の方が何人かいらっしゃったので(なおとなお)にしました。

個人的な話ですが なお って名前が何だか可愛らしくて好きです。

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