表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人は見掛けで判断してはいけません!  作者: 内守谷ひみか
1章 灰色世界
2/33

1話 再会

王都エルカディア

ここは、この国に7つある都市のうち1番栄えていると有名な都市だ。

そんな王都には王都立アルカディラ学園がある。

元は帝都立アルカディラ学院だったのだが、ほんの3年前に圧政や男尊女卑の風習、そして税金の異様なまでの値上げに国民たちが大激怒し、今の女王の両親が中心になって滅ぼした。

最後の最後は大接戦だったらしいがある事がきっかけとなり革命軍団が勝利を収めた。

そんな英雄級の働きを見せた女王の両親は戦いの最中に命を落とし、現状として未成年の女王を最大限にプッシュしながら裏では大臣たちが回しているらしい。

そんな女王にはこんな噂がある。

現女王のリシェリア・エルカディアは大層な面倒くさがりだと。

学園の名前を決める際、考えるのが大変という理由で帝都を王都に変えるだけで良いと言っていたらしい。

大臣達は戸惑ったが女王の決定にしかも自分たちが頼んだので文句をつける事が出来ずに仕方なく従ったらしい。

ここまで話してきたが僕は人伝いで聞いた話だから全て本当かは分からない。

妹ならもっと詳しく知っていると思う。

この後久しぶりに会う妹を時計塔の下の噴水広場で待っていると、

「久しぶりですね、アオハ兄さん」

声の方を振り向くと、そこにいたのは鈴の音のような澄んだ声で僕を呼ぶ、僕と顔貌がよく似通っていながら凛とした佇まいの少女。

ヒイロ・アルカディラが居た。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ