14話 運高等専門学校
俺は神奈川県川崎市多摩区にある運高等専門学校にとうとうやってきた。
「この道をまっすぐ行くと……あれが学校です」
想田先生が指を指した。
花青と今宵、俺たち3人は校門へと近づいた。すると――
門の前に1人の別の学校の? 制服を着た黒髪ロングの女子高生がいた。
こっちに近づいてきた。
「君名前は?」
「重命――」
「君が紡弘か!」
いきよいよく手を握って着た。
「私は間人春私と付き合ってくれないか?」
「えっ」
俺は驚き花青は目を見開いていた。今宵は手を口に当てた。
想田先生は――
「春、新入生をからかうのも程々にしてやってくれませんか」
女子高生の間人さんを春呼びしていた。
間人さんはというと。
「からかってないもん。本気だし」
本気だったようだ。
そう会話を聞いていると後ろからきつね狐の縫いぐるみが歩いてきた。……え
「ぁ!」
花青も目に入ったようだ。驚いて言葉もでていない。
「きゃーーー!」
今宵がそれを見るや叫ぶ。
「何この狐可愛いです!」
間人さんが狐の縫いぐるみを見るや今日は特別だぞと言って頭を撫でていた。
想田先生が3人に向けて話しだす。
「紹介するよ右にいる女性が我が校最初の生徒3年生の間人春」
「え、全然服装違う」
俺が口にする。
「ん? 服装については気に入らなかったら私に言ってねと言ったでしょう服装のデザインは変えれるので。それで何度も何度も気に入らないと言われた結果があちらですが……」
間人さんはふふんとスカートをヒラヒラさせた。
「春は生徒とは言いましたけど人間の神様です。これここだけの絶対厳守の秘密ですよ」
「…………」
俺たち3人は黙った。
「え!? 神様!?」
俺は驚く。
「人間の神……」
花青が手を顎に当てながら言う。
「そのぬいのような動く狐ちゃんは?」
今宵は狐の縫いぐるみに興味津々で神様のことは後回しらしい。
「この縫いぐるみの名前はコツン。私の力は実は春から譲渡してもらったものなんだけどその力の1つでイメージを形にする力、妄想って言うので私が作った、名付けてデフォルメしたからデフォ狐!」
「コツン、可愛いぬいですね」
デフォ狐はスルーのようだ。
「あのー触っていいですか?」
今宵が聞く。
「いいぞ」
縫いぐるみの狐、コツンが返事する。
「…………え」
今宵の動きが止まる。
「なっ」
花青も止まる。
「は……」
俺も止まる。
「別に触っていいぞ」
「しゃ、喋った!!」
「喋ったぞ」
花青が目を大きくして驚く。
「話せるんだ」
俺も興味が湧いてきていた。
「と言うか先生の運って間人さんから貰ったものなんですか?」
「そう」
花青がする質問に想田先生が答える。
「きゃーー」
今宵がコツンを撫でて喜んでいる。
「うぅうん」
間人さんがこちらに歩み寄ってくる。
「私は人間になりたい神様なんだ。人間により近づくためにも私は恋愛がしてみたい!! と言うことで紡弘くんわたしと付き合ってよ」
「え」
想田先生が口を挟む。
「はいはい、これいろんな人に言ってるやつだから気にしなくていいよ」
「そうなんですか」
「それじゃあそろそろ中に入ろう」
想田先生が手を叩いて呼びかける。
「おー!」
間人さんが元気に返事した。
◇
学校の中に入った。
「校舎の中はこんな感じなんですね」
花青が辺りを見回しながら言う。
普通の学校からちょっとズレた遊び心ある内装になっていた。
「春や私の部屋があり皆の部屋も用意してあります」
部屋があり俺はガチャっとドアを空けてみる。
そこには1K位の部屋があった。
「凄ーい!」
「ここ重命くんの部屋にしていいよ」
「え!!??」
「隣の部屋は花青くんの部屋。女子はまた離れた所に部屋があるから今宵はそっちね」
「凄いな」
花青が驚く。
「凄いですね十分住めてしまいますよ」
今宵も驚いていた。
俺は聞く。
「先生、後から家賃とか請求したりしませんか?」
「しないよ」
「そもそもこの学校や中は私の妄想の力で作ったんですよ。なので結構簡単に改造できますから要望あったら言ってくださいね」
「分かりました」
と俺たちは返事する。
「これくらいで甘んじちゃダメだよ新入りちゃんたち不満があったらどんどん言っていかなきゃね」
間人さんがえっへんと言った感じに語ってきた。
「それじゃあ次は地下に行こう」
「地下!?」
俺たち3人は又しても驚かされた。




