12話 運勢占い–前篇
今日は想田先生と4人であるお店に来る予定である。
がまだ2人が来ていない。想田先生と2人だけでいる。
「遅いですねーま、まだ集合時間前なんだけど」
想田先生が話す。
「そうですね」
「……」
「重命くん何か質問あります?」
「質問ですか……質問……」
「そう質問なんだけど暇だから」
俺は悩んだ。
「想田先生って偶に敬語じゃなくてタメ口出ますよね何でですか?」
見抜かれた?と想田先生が言う。
「苦手だから、敬語使うのほんとは苦手なんですよだから偶にタメ口が出ちゃいます」
「そうだったんですか」
話していると花青と今宵の2人が歩いてきた。
「お、来たね2人とも」
「おはようございます」
「おはようございます」
花青と今宵が挨拶する。
「おはよう」
想田先生が挨拶を返す。
「と言うことで全員集まったね。今日は、占い師に占ってもらいます」
想田先生が元気よく話した。
「占い……」
花青が疑問に思う。
「そう、占い。占いで皆の運勢を占ってもらう。ちゃんと運師がやってる占いだから。運勢と言っても運の性質を占ってもらうんだけどね」
「なるほど」
「そういうことです。でその占い屋がこちら」
想田先生が手を向けた。そこには占い屋と書いてある。
「因みに占って終わったら次は学校に行くから、じゃあ中に入ろう」
そう言い想田先生が扉を開く。
キィーと扉の音が鳴る。
そこには占い屋っぽい魔法陣の描かれた敷物を敷く机に水晶玉が置いてありその奥に人が座っていた。
「いっらしゃい」
奥に座っていた女性が声を出す。
「久し振り万貴音さん」
すると万貴音と呼ばれた人が顔を上げる。
「想田じゃないか久し振りだね今日はどうしたの」
「この生徒たちをの性質を占って欲しくて」
「生徒? 教師になったのか占うのはいいがそんな事しなくてもお前の光背を出してる時の目があれば性質位分かるんじゃないか」
万貴音さんが疑問を答えた。
「確かにそうですけど久し振りに顔を出したくてね、ついでにと思って」
「それは嬉しいね分かった本気で占おう」
「そうしてもらえるとこっちも嬉しいよありがとう」
想田先生が楽しそうに話す。
「で、どの人から占う?」
「じゃあ先ず今宵からにしよう」
想田先生が今宵を呼ぶ。今宵が席に座る。
「今宵ちゃんって言うんだ」
「はい今宵根菜です」
「宜しく私は万貴音あ、このセット?」
今宵が水晶玉など興味津々で見ていたのに気づく。
「このセットは実はここだけの話殆ど雰囲気作りの飾りなんだー。私の運の性質は手相占いと12星座占いだからほんとは水晶とか関係ないんだでもあるとかっこいいでしょ?」
今宵は確かにと小笑いしている。
「今宵ちゃん手相占いと12星座占いどっちがいい?」
「えーと、じゃあ手相占いでお願いします」
「オッケーそいじゃ手の平見して」
今宵は右手の平を見せた。
「右手じゃないの」
「ん?」
不思議そうに見る今宵に万貴音さんが答える。
「手相占いでは右手を見るか左手を見るかで意味が変わるんだ私の場合も同じでね。因みに右手は自分の力で変えた努力や未来を示す。左手は生まれつき持っているものを示すだから先天性のある運の性質をみたいから左手見して」
と言って今宵が左手を差し出し手相を見る。
「生命線がはっきりしてるねー病気になっても必ず治るよ」
「そうなんですか」
少し驚いた表情を浮かべた今宵。
「それじゃあ運の性質を見ていくよ」
万貴音さんが今宵の手の平をじっと見つめた。
じっと見つめている。
まだ見ている。
「あれ、これは……言いづらいんだけど残念だね」
万貴音が言う。
「幸運の方の性質はなしだね」
「え」
今宵は普通にしているが内心ショックを受けていた。
「でも運って不運にも性質はあるんだ。まだ今宵ちゃん、不運の性質使えたことないでしょ。私の占いは使えたことのある性質しか見れないんだけど今宵ちゃんの不運に性質があるって言うのは見えたから運全体での性質無しじゃないよ」
「これからのお楽しみですね」
想田先生が割って入る。
「はい、こればかりは仕方ないですね」
今宵がちょっぴり悲しそうに返事をして席を立った。
「それじゃあ次」
想田先生が次を呼ぶ。
「花青行っていいよ」
俺が花青へ譲る。
「そうかなら次は俺で」
花青が席に着いた。
「名前は?」
「花青継です」
「手相占いと12星座占いどっちにする?」
「12星座で」
「はいよ。誕生日は?」
「6/11」
「双子座だね」
万貴音は目を瞑って祈るように静かに探る。
「……こ、これは凄いなこの花青って子は歴代でも想田を除いてナンバー1になれるんじゃないか」
「え」
想田先生が驚いた。




