研究ー浮遊兵器ー1
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ー星歴1935年5月11日日連国第26州舞鶴市日連国軍研究部第二基地ー
ここでは今1週間ほど前に見つかった浮遊石の軍事転用をするための研究が大ドライ帝国との共同で行われていた。
「さて、まずは今までの研究資料を見せてもらっていいですか?それを見てこれからの研究の進め方を決めていきたいと思うので。」
「ああ、いいですよ。今取りに行かせますので。おいっ資料保管室から五番から八番までの資料をとってきて来い。」
「分かりました。五番から八番ですね。」
「そんなことをしなくていいですよ!私が一緒に行きまから。」
「いや、そうゆうわけにはいかない。資料保管室には他の研究の資料もあるので…共同研究しているとはいえ他国の人に見せるわけにはいかないんです。」
「そうですか…なら仕方がないですよね。お願いしてもいいですか?」
「ええ、任せてください。直ぐそこなので。」
持ってこられた資料を見たとたんリーゼロッテの表情が真面目になり、次々と指示を出した。
「五番担当は、クランク、ハンスの部隊が、六番、七番担当は、トーマス、ベンの部隊が。八番は、私の部隊が研究します。皆さん研究を頑張って行きましょうね!」
共同研究を開始から半月後、試作機での試験を開始した。滞っていた研究が進んだのは派遣部隊のおかげであった。科学力世界一のドライ帝国エリートの名はだてではないようで、一気に研究が進み、試作機試験まで持っていった。
「試作機X- 20A…これでデータを取って終わりですね!頑張って行きましょうね!」
「「はっ」」
しかし、一回目の実験で失敗してしまったのである。その後の実験でも結果は変わらず失敗続きであった。
原因も、一切分からず研究はまたしても滞り始めてから二週間がたっていた…
次も月曜投稿の予定です。