酩酊戦隊ストロングレンジャー!
悪ッ!
この平和な地球に迫る魔の手ッ!!
「ふっふっふ、人間ども!」
全宇宙犯罪者ギルドの怪人、スイソスィは不敵に笑う!
「何の効果もないただの水を高値で買わせて日本国民を破産させ国力をガタガタにさせる【水素水作戦】により、東京は大混乱だわっ! ふっふっふ!」
借金にまみれ、のたうちまわる東京都民! 地獄!
「三流芸能人にステルスマーケティングをさせ、マルチ商法、霊感商法、そしてメーカーにも部下を侵入させ次々と新商品を送り込み、この俺様が自腹を切ってCMまで流したのだ! ふっふっふ! この俺様が破産しそうだわっ!」
「健康になりすぎて破産しそうだよぉ……」
「苦しい。健康が苦しい」
阿鼻叫喚! 人々はこのまま、健康のうちに死んでしまうのか!?
「そこまでだっ!」
鋭い啖呵! さいたまスーパーアリーナの外廊下に突風が吹き荒れる! お馴染み!
「ぬうっ!? 出たな! ストロングレンジャー!!」
「真っ赤な顔は酩酊の証! ストロングレッド!」
「酒に酔うと青白くなる! ストロングブルー!」
「黄疸は肝機能障害の為! ストロングイエロー!」
「キャバ嬢故の酒焼け声! ストロングピンク!」
「「「「我ら、ストロングレンジャー!!!!」」」」
「今日こそは貴様らを地獄に落としてくれる!! 我が同士、ブラッドクレンジングさんの弔い合戦だっ!!」
「黙れ! 悪の怪人スイソスィ!! 正義の輝きと酒の力で、お前を倒す!!」
「ふっふっふ、片腹痛いわっ! ところで一人足りないようだが、ストロングブラックはどこへ行った!? まさかこの俺様に恐れをなして逃げ出したのかぁ~!?」
「ブラック戦士のストロングブラックは生憎残業だ! 今日は来られない!」
「ふっふっふ、悠長なことを言っているな? この世界は間もなく、俺様によって滅び去るというのに! 行け、戦闘員ども!!」
が、誰も出てこない!
「ぬわっ! しまったわ! 給料を払えなくなったから戦闘員はいないんだったわっ! おのれフランチャイズならではの戦闘員すら自腹で用意しなくてはならない苦しみよ!!」
「黙れ! 死ね! 悪の怪人!」
「ま、待て! 俺の話を聞け!」
「命乞いか!?」
「ち、違う。お前たちも契約社員だろう? こんな過酷な労働をしているにも関わらず、どうせ大した金ももらっていないのであろう?」
「くっ! 何故それを!?」
「ちょっとこちらのテロップをご覧下さい!」
スイソスィは突如、テロップを取り出して解説を始めた!
「実はここだけの話、絶対に儲かる上に人にも喜ばれるとてもいい話があるんです。あなた達だけに、こっそりお教えします。まず、こちらのグループに加入して頂きます。そしてお知り合いの方に当グループを紹介し、お知り合いの方を加入させることに成功すればあなた方にマージンが入ります。そしてあなた方の紹介で加入した方がまた別の方を勧誘できれば、その方のマージンの一部がなんと! あなた方にも入ってくるという!」
「何っ!!?」
食いついたのはストロングレッド! 熱血漢だが頭が弱い!
「どうです? 悪い話じゃないでしょ? グループのメンバーの中には紹介マージンだけで年に1000万以上稼いでおられる方もいらっしゃいますよ?」
「何っ!!? よし分かった、俺も加入させろ!」
「待ちなさいよレッド! そんなムシのいい話があるわけないじゃない!?」
ピンクが酒焼けした声で制止する!
「うるさいっ! 俺はリーダーだぞっ!?」
「うるさいとは何よ、うるさいとは!?」
「喧嘩はヤメロー!」
ブルーが喧嘩の仲裁に入ろうとする!
「あ、すまん。俺そろそろ病院行かなきゃ!」
目下、病気療養中のイエローが戦線離脱!
「この、アバズレっ!」
「ノータリン!!」
仲間割れ! 絶体絶命のピンチ!
果たして、酩酊戦隊ストロングレンジャーはこの最大の危機を乗り越え勝利することが出来るのであろうか!?
次回、
『大逆転!タイムカードを捨てた男!!』
守るぜ! コンプライアンス!!
次回はありません!!
でも人気になったらあるかもしれません!!
皆様も怪しげな勧誘やデマにはお気をつけください!!




