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第2話

出すの遅くなりました。すみません。次はきちんと投稿しよと思います。ホントに。

 今、俺共々村人は皆魔物大発生の対策に追われている。子供である俺たちは軽い荷物を運んだり、防壁の補強を手伝ったりなど簡単な仕事をしていた。

 いやー幼児ってだけできつい仕事さんでいいのは楽だな。これで戦い終わったら駄賃くれるし。


 そして、現在大人達は包丁に皮の鎧ととても魔物と戦うような服装を纏って、小さな姿が見えるほど近づいた大軍を待ち構えていた。

 なんかやばくないかあの数、二千は超えてるぞ。生き残れるかな?


 村の中には高台がそこらかしこにあり、各二人ずつ弓を持った村人が立っている。

 あれって現実だと相当な量の矢を放たないと当たらないんだけど、みんな精々十本ぐらいしか持ってないから大、

 まあ、何かあるとしても雇った冒険者もあることだし。冒険者のランクは3なので結構期待できる。冒険者のランクは1から5まであり、3以上が才能がないとならないと言われているのでこのランク3の冒険者を雇えたのはラッキーだ。なんでもまたこの村の出身だそうで無償でこの依頼を受けてくれたそうだ。なんていい人らだ。ちなみに魔王討伐はランク4で出来るのでランク5の人達は一般見解で人外と思われてます、ハイ。


 それで、俺はこの二週間でだいぶ鍛錬に励んだ。おかげで体はまだ子供なのに筋肉痛になったり、ては豆だらけになったりして大変だったけど。まあ、母さんの回復魔法のヒールで一発で治るし、ほかのステータス異常も寝たら1日で回復するというゲーム様様だ。


 そしてその結果がこれだ。


 レベル1 職業村人

 筋力9→12

 堅力3→7

 早力6→10

 器力9→11

 精力1→2

 スキル

 基本

 F堅力、器力、精力、E筋力、早力

 技術

 植物育成2、農具1、軽業1、武器技能1

 特殊

 成長3 気力変換1 魔力変換1


 いやー、成長がチートすぎて困る。まさか基本スキルが二つも熟練度上がるとは考えれなかった。

 が、それでも全然だな。なんか親から聞いた話だとパラメータの部分は30を超えると全然上がらなくなるらしい。うーん、なんでただの村人である父さんが知ってるんだろう。


 あと剣術を会得ためにラガとチャンバラしてたけど、生えたのは軽業で、あれは剣術の訓練ではなくてただの子供の遊びと評価されてしまったようだ。地味に悲しい。


 言い忘れてたけど、職業は変えることで新たにスキルを得たり、その職業に関するスキルの成長速度が上がる効果がある。


 村人は基本的に職業に関係なく覚えることができるスキルしか覚えられず、ゲームではスキルを得るには専用のクエストがあった。なのでスキルを覚えるのが簡単で助かり、ゲームにはなかったスキルも多数ある。

 例えば気力変換と魔力変換だけど、これは自分の精力をそれぞれに変化させる技能で、この世界だとこのスキルがないとほぼ魔法などのファンタジーなことはできないに等しいらしいが、ゲームではただ魔法のスキルを覚えるだけでよかったからこういった部分では少しリアルっぽくなってめんどくさい。けど、逆に操作系もあるらしく、覚えた魔法の範囲や形状もある程度変えれそうだから魔法のバリエーションが増えて楽しみが増えた。


 それで、村人は階級職業といい、ほかに平民、貴族、皇族と皇族以外は1ヶ月の所得の目標金額達成でなることができる。

 ここが重要だけど、平民以上じゃないと剣士などの職業に変更できない。また、その職業になるためには必要なスキルがいるためマジでめんどくさい。さらにその職業からまたスキル習得のためのクエストをしないといけないからここで萎える時がある。でも世界ではスキルは基本努力で覚えれるからとても楽である。そしてゲームと同じようにその職業に関係するスキルの成長速度は上がるため、早く他の職業になってスキルを伸ばしたいよ。

 ちなみに職業が狂戦士だからってみんなから離れられることはない。あくまでスキルを覚えるための手段だとみんな理解しているからだ。


 そんなわけなんだけど、こんな考え事をしてるうちに、魔物の第一陣が襲ってきたようだ。


 高台に登った村人達が手慣れた様子で次々と魔物を屠っていく。うわーあの人たちってあんなに強かったんだ。


 雇われた冒険者は前に出て、大型魔物と呼ばれるオーガやサイクロプスなどを相手にしていた。

 金髪の男、あのパーティーのリーダーともう一人の体が2メートルもある大男が前衛で壁になり、後ろの付加魔術師と回復魔術師がその二人のサポート、最後の一人の魔術師が大魔術を使ってあの巨大な二体の魔物瞬時に消し去るというとてもバランスのとれたパーティーだ。


 って、あれはハイゴブリン!?

 確かアイツは魔王を倒した後に出てくるクリア後の最序盤の相手だったはず。でも、今出るのはまずい。あれでも魔王より少し低いぐらいのステータスだったはずで、初めてあった時はプレイヤースキルで全ての攻撃避けるなどゴリ押しで勝った。

 やばいな、ランク3の冒険者だと勝てない。どうする?今の俺だとゴブリンですら勝てるか危ういからな。


 そんな思考をしている中、ハイゴブリンが金髪の男の元に行き、細いがとても切れ味の良さそうな剣で盾を真っ二つにした。

 金髪の男は盾が二つに割れたことに驚き固まり、その隙にハイゴブリンがその頭を粉砕しようとした。


 危ないっと俺は思ったが、危機一髪のところでもう一人の壁役の男が盾を犠牲に助け、危険な現状から逃れることができた。


 そんな中、モンスターと戦う格好をしていない、良さげな剣を持った村人が二人門から出て来た。


 ・・・・・・あれ? あれって父さんと母さんじゃね。あ、え、まさかあの二人がステータスの上がりについて詳しかったのは強かったから?


 父さんが金髪の男と鍔迫り合いをしているハイゴブリンに向かって走る動作をした。


 一瞬風わかるような音が聞こえ、気付いた時にはハイゴブリンの首から大量の血が噴き出していた。


 そして、母さんは両手を上げ、何かの呪文を唱え、モンスターの大軍の上に、多分某テレビ局にある、あのでかい玉より大きい青い炎の塊が浮かんでいた。


 ・・・・・・あれって最上級魔法のプロミネンスファイアだよな。

 えっと、魔法には最下級、下級、中級、上級、最上級、神級ってランクがあってゲームでは最下級は所謂生活魔法と呼ばれ、スキルとしては出てこず、最上級以上は魔王を倒した後にあるイベントをこなすと習得できるくらい凄いものなんだけど。


 まさか、これって親最強説じゃね。てか、俺子供時代この親たちに勝てないだろ。てか、魔王倒した後でも相当頑張らないと到達できない領域だぞ。父さんも の方も魔王討伐後に手に入る縮地のスキル使ったはずだし。・・・・・・まじかよ。


 このただの村人、モブキャラだと思っていた俺の親は実はこの世界で最強クラスの人だったと言う事実に驚きながら、次々と赤い柱が出来て行くのを眺めた。

ありがとうございました!

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