プロローグ2
まだここ元ネタのゲームの説明です。
ちょっと面白くないですができれば全部読んでいただけると助かります。その方がこの小説の内容理解できるので。無くてもわかると思うけど。ゲームの話だし。
・・・ではどうぞ。
職業の農民を村人に変更しました。
俺は大学のサークルの飲み会の後、酔っ払った先輩と帰る途中、トラックがこちらに突っ込んでいるのが見え、慌てて先輩を押し飛ばした。
ライトの光しか見えなくなった時、あっ、これ死んだわというとても簡素な感想を考えた記憶が前世での最後だ。
そして、今は藁のベットの上に横たわっている。外は夜で暗く、明かりもないため周りの様子はうっすらとしか見えない。
俺はどこかの農民かなんかに転生したんだな。そう決定づけるのが、俺がこの世界で生まれてから生きた五年間分の記憶、いや、物心ついてからだから2年間分の記憶がそう語っている。
無邪気に近所のガキたちと遊ぶ無邪気な姿、そして親の畑仕事の手伝いを一生懸命する健気な姿が俺が幼児だと言っている。
ここで、なぜ俺が急に前世での記憶を取り戻したかといえば、それは多分偶然だろう。
この世界では、子供が五歳になるとステータスを授かるために魔物を殺す聖夜の儀式と呼ばれることをする。
その年(一年は360日、1ヶ月30日である)に五歳なる子供が一箇所に集められ瀕死の魔物、ゴブリンの心臓を殺す様はとても見られるものではなかったな。
今年は三人であり、俺が最初でその魔物を倒した瞬間に前世の記憶が戻った。
そんな中俺は倒れたりするわけでもなく、ただ爺さんが昔こんな事があったなみたいな遠い昔のことを思い出すみたいに自然とその記憶の情景、思い出せないことも多いが19年の記憶を思い出した。
ただその記憶がなつかしく、それと同時に難関大学に合格し夢半ばに死んだ悔しさが伴って涙が溢れでた。
村のみんなは子供が魔物を殺すと涙が出る子がいることを知っているため、怖くない怖くないと慰めてくれた。ああ、むらのあたたかさ最高。でもごめん、別に怖くて泣いてないから、ただ前世の記憶思い出しただけだから。あ、ただって済ましちゃダメか。
それから村長にステータスを開いてと言われ、今の母親から言われたことを口に出した。
「ウノカ ゲンム」
この言葉はこの世界の言葉、ではなくて神の言葉らしい。ちなみにこの世界の言葉は日本語でした。ご都合主義万歳。
この言葉で自分の心の中に魔物を倒したことで得た経験値、多分魔力を吸収したことで現れるステータスと呼ばれるものを顕現させる。一種の召喚魔法らしい。
ちなみにこの世界ではスキル、後で話す、によって得る魔法と神の言葉によって使える魔術がある。
そして、顕現させたステータスにはこんなのが書いてあった。
真名 コル レベル1
職業 村人
パラメータ
筋力 8
堅力 2
早力 5
器力 9
精力 1
スキル
基本
F 筋力 堅力 早力 器力 精力
技術
植物育成2 農具1
特殊
成長3
ここで俺はあれ?、ってなった。
これは見たことある。それも何回も何回も。
もうお分かりも人もいるだろうが、そう、俺が一番愛したRPGゲームのステータス画面と一緒なのだ。え?知らないって?
そのゲームの名はファンタジーライフと呼ばれる、王道物だ。元は村人であった主人公がある聖霊によって魔王が生まれつつあることを知り、魔王を倒す旅に出るというものだ。そこで、最強キャラや二人のヒロインなどが出てくるが、そこは今はいいだろう。
戦闘はターン制で、さっきの早力によって行動順が決まり、早力が一緒だと器力、器力が一緒だと筋力それ以降は装備によって変わる。
っと、そんなことはどうでもいい。俺はこの世界だったら成り上がれるチャンスがあるぞ。このゲームは俺が初めてハマったゲームであり、同時に死ぬまでやり続けてたゲームだ。
だったらおれの答えは一つ。それは、主人公の仲間になることだ。え? お前が主人公にならないのかって。嫌だよそんなもん。だって主人公になったら二人いるヒロインのうち一人を選ばないといけなくなる。そして残った一人は最後に死ぬんだぞ。
だから最終目標はその一人を救う。だってあれは本当にないって思ったよ。だって最後にそのヒロインがわたし、本当はあなたのこと好きだったって言って死ぬんだよ。ゲームで初めて泣いたよ。あ、ハマったゲームこれしかなかったわ。なので目標それで、そのためには魔王よりも圧倒的に強くならないといけない。
なので、今から特訓をします。
その内容は、
1 基本スキルを上げる
2器力を上げる
3レベルを上げる、だ!
ではちょっと長くなるけど説明します。
飛ばしたいからは飛ばして結構、気が向いたら設定集でも同じようなの書くから。
まず、このゲームのパラメータの筋力は主に攻撃力、堅力は防御力、早力は主に行動速度、器力は主に命中率、精力は主に魔法の威力である。ゲームの中では他にHPとMPがあった。まぁ現実だと首チョンパで死ぬからないのは当然だけど。あれ? それだったらパラメータもない方向になるけどそれはいいのかな?
まあ、それでこのスキル、特に基本と呼ばれるものは重要度が高い。
ゲームの中では技術スキル、さっき書いてあった技術の欄にあるスキルが習得時と熟練度が1上がるごとにあたらしい技、アートを覚える。
例えば剣術スキルでは最初にスラッシュという通常攻撃の1.2倍のダメージ与えるものがあり、これらのアートはMPをしょうひせず、HPを消費し、特殊スキルで覚えるアートはMPを消費する。
特殊はさっき言ったアートの他にパッシブと呼ばれる覚えたら自動的に効果を発揮するものがあり、今俺が持っている成長は初期特殊スキルの一つである。
このパッシブはある条件下の元でしか会得できず、熟練度の上げ方もある条件がいる。
そしてさっきの初期特殊スキルはキャラを作成するときにランダムに100種類そして十ある熟練度の中から選ばれる。この成長はとても貴重で、これと後九つのスキルはそのキャラメイキングの時しか得られず、また、熟練度も上げる事ができないから、このスキルの10を取ったとなったら本当に運のいいやつだ。成長の効果は熟練度の数字倍でレベル、スキルの熟練度が上がるもので俺は結講得だと思う。
ちなみに、前世で獲得したやつはネットで見る限りいなかったし、確率だと宝くじを当てる方が相当マシなレベルらしい。っと話が逸れた。
そして重要な基本だが、これはパラメータを扱えるようになるスキルだ。
Fだと今書いてあるパラメータの3分の一、Eは半分、Dで7割になり、Cで十割、本来扱える数値となり、Bからは二倍、Aで四倍、さらに上のSだと十倍で噂によればSSで五十、SSSで百倍だ。ちなみにその噂の発信は俺で、このSSSに行ったのは俺だけらしく一種の都市伝説となっている。ほんとSSSに行った時の快感はやばかった。あれだけ倒せなかったう、やばいまた脱線した。
で、10割のCに行くにはプレイ時間10時間、物語だと中盤だ。このCになった時の主人公の強さは半端なかったよ。
なのでこの基本スキルを上げる事がステータスを上げると言っても過言ではない。だって今の俺だったら1にも達してない奴あるんだぜ。初期の主人公は器力以外は全部20以上あったっていうのに。
そして、次に重要なのは器力、これはモンスターの命中率や基本スキルの熟練度の上がりにも関係するため、まじ大切!
パラメータは魔物を倒してもらえる経験値で上がるレベルによってランダムに上がるが、これは自分のプレイスタイルによって変わり、とてもめんどくさい。まぁ、この凝った設定が人気になった理由だけど。
基本このゲームはパラメータの上昇がない。合計プレイ時間1000時間やった俺でさえもレベルは60で止まったままだ。60から必要経験値のバーが1ミリも動かなくなった。そしてこの物語の目的である魔王を倒す適正レベルは12である。そしてレベル上昇で上がるパラメータは平均4〜20で、器力だけは0〜4だ。5以上を見た事がない。
ちなみにパラメータ上げる方法は他に鍛錬と呼ばれる魔王を倒した後に行なえるようになるものもあり、これがあって初めてパラメータがまともに上がるようになるんだ。
これにも鬼畜仕様がある。このゲームはラスボス倒すまでは物語の進行度によって時が流れて、15歳だった主人公が18になるけど、それからはプレイ時間とキークエによって時が流れ始め、ゲーム内時間で10分が1日で、この鍛錬によるステ上げはゲーム内時間で7日必要で上がりは平均1である。そして主人公は道端でモンスターにやられると教会で生き返るのに、寿命は50、伸ばしても120であり、50からはステが一歳取るごとに10減る仕様で、120にもなると魔王を倒した器ではなくなる。うん、老化って怖いわ。
ちなみに寿命で死ぬはパーティーメンバーにもあり、それのイベントもあって、ヒロインが死ぬときは本当に感動的だった。
ちなみに主人公が死ぬと、幽霊になって死んだパーティーメンバーと会い、また一緒に幽霊の姿で冒険ができるというのもあるが、先ので、魔王に殺されたヒロインは魂も消滅という設定で幽霊にも姿は表さない。
まじで制作側は何考えてるの。涙誘ってんの?泣いたけど。
で、話は戻り、この器力は数値かける十分の一で、このかけられる数字は基本スキルでかけたのも含まれる。なので基本スキルが全く育たないのだ。だから発売当初はストーリー良、ゲーム内容少しだけ鬼畜設定と評価されていたが、この仕様がわかった途端、このゲームは神ゲームになった。それでも基本スキルの上がりはそこまで変わったわけじゃないけど。10時間で熟練度Cが半分の5時間に変わっただけだからな。
で、最後にレベルを上げる、ラスボスまでに30は上げときたい。ゲームだったら魔王到達がプレイ時間30でこれをゲーム内時間に換算すると、約半年。まぁ物語だと三年だから、魔王倒すまでのステータスの上がりを見ると、三年で上がれてレベル20それもいろいろ危険な旅をしている主人公がだ。
だから普通の人の俺が上げるのは難しいが、俺には前世の知識と成長3というほんの少しだけチートのスキルがあるのだ。
よし、成り上がりとは行かなくても、せめてヒロインの子だけは助けてやる。あれ?そういえばヒロインの子って誰なんだろう。そういえば主人公諸々ファンタジーライフに出てたキャラだけが思い出せない。そういえば地理系もわからん。
え、やばい。ゲームの設定しか覚えてない。どうしよ。最後に魔王を倒したのなんか前世で五年も前だし、物語覚えてねえよ。てかそれ理由じゃなくてもメインキャラ覚えてない時点でおかしい。なんだよ、こんなご都合主義はいらねえんだよ。
まあ、でもヒロインを助ける、それだけはわかる。そのために、あとは普通に自己満足のために自分を磨き上げて見せる。
読んでくれた方お疲れ様です。
次もできれば早く出したいと思います。そうしないとまだこれもプロローグですし。
お読みくださりありがとうございました。