プロローグ
日時跨いでしまった...。
これから毎週お願いします(・ω・)
「ひとめぼれしました!付き合ってください!!」
目の前にいる文字通り人外の美しさを誇る女神さまに俺は告白している。
「私は女神です。そういった要望に応えるわけにはいきません。」
「それでも好きなんです!俺の心の全てを掴んで離さないんです!」
「私にはしないといけない事も多いのです。諦めなさい。」
女神さまは、俺に手を向けてくる。さっき他の皆を送り出したみたいに女神さまの手が光を纏っていく。
こうなると、俺はもうべた褒めで行くしかない!多分、これが俺の初恋なんだろう。何としても成功させて見せる!
「女神さまの綺麗な金髪も透き通る様な青い瞳も!その全部が好きになったんです!腕を組んでアクセサリーを見たり、美味しいご飯を食べさせあったりしてみたいんです!可愛い服を着てもらったりしたいんです!」
あ!途中から欲望が漏れた!
「…え?わ、私の姿をこの神域で見れているのですか?」
「え?あ、はい。見えてますよ。綺麗な金髪に青い瞳。全部しっかりと。」
「あの、頭が痛くなったり、手足の感覚が鈍くなったりしてきてませんか…?」
「いえ全然。そ、そんな事より、俺と付き合って下さい!」
「そ…そんな事…ですか。普通、神域で私を直視したら魂すら焼き切れるはずなのですが…。なぜ…?」
女神さまが何やら動揺している。その上、物騒な事まで言っている。どうしたのだろうか?そんな事より。
「俺は貴女と付き合いたいのです!」
「...ほ、本当に私で良いのですか?」
ん?これはもしかして…?いける?
「はい!貴女とならどんな人生の困難でも乗り越えられますよっ!」
「ほ、本当に…?私の方が年上ですよ?私、それこそ世界が生まれた時から生きてますよ…?」
「それが何ですか!俺は貴女がいいんです!貴女じゃないとダメなんです!」
「あの…。そんなに熱烈に言っていただけるのでしたら…。わ、私も嫌じゃないですし…。えっと。そ、それなら…その、よ、よろしくお願いします…。」
「こちらこそ!これからよろしくお願いします!」
「そ、それではこれから貴方を他の皆さんと同じように送りますっ!そ、そうです!他の皆さんには、ここで行われた記憶を消去してから送り出してますが、貴方は、その…こ、恋人さんなので記憶は消しません!早く私と会えるように強くなって下さいね…?わ、私も早くその、デ…デートしてみたいですしっ!!」
恋人の後に「さん」を付けて呼んでくる女神さま可愛い!
「分かりました!最速で強くなって見せますよ!それでは、少しの間のお別れですね!また会いましょう!女神さま!」
「…ティアです。私は、女神ティアリア。ティアと呼んで下さい。そ、それに敬語も他人行儀じゃないですか…?」
「わかりっ…じゃなくて、分かったよ、ティア。それじゃまた後で会おう。そしたらデート、しような!」
こうして、俺は異世界に向かって行く。
そう言えば、なんでこんな事になったんだっけ?
とりあえず、プロローグでした!これから彼の明日はどっち!?