↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我ら、第一殲滅部隊 通称柳箕廻(やみえ)隊だ!  作者: 蓮陰
過去を夢みるものに明日はない
50/60

脳死


「え?隊長今なんて?」


「そのまんまだ。俺は行かない。」


え、隊長が来ない?


「ロス!なんで?私達で頑張ろうって約束したじゃないか!」


「それはこの国は出なかったらの話だ。俺はこの国からは出ないしあの隊からは抜けない!…この話は他には出さない。だからさっさといなくなれ。」


「隊長/ロス…。」


ツカツカと扉に向かう隊長。

「でも隊長!」


「ブレイド、もういいよ。…ロス、シャイ達は一週間後にここをでる。それまでに考えておいて。」


「あぁ、じゃあな。」


パタンッ


「なんで止めたんですか⁉︎隊長行ってしまったじゃないですか!」


「最初から分かってたんだ。ロスは来ないって。だけどシャイ達のことも大事に思ってくれてたから、いけるかなって。」


シャイちゃんはカップを持ちながらため息を吐くように話した。


「隊長はどうして来ないって分かったんですか?…僕は絶対全員で行くと思ったのに!」


うちもサイと一緒だ。絶対くると思ってた。だから余計にショックなのかも知れない。


「もしかして、あれのせい?」


「うん、アニータも分かるよね。あれのせい。」


あれ?


「シャイちゃんあれって何?」


シャイちゃんはカップを飲んでから言った。


「少し長くなるんだけど、いいかな?」


「構いません!」 「どーぞどーぞ!」



「ロスは昔から殲滅部隊だったんだけど、今と違うのはロスは隊長じゃなくて、人数も2人だったんだ。その人とロスは強くて強くて!最強だったんだよ。」


「へー、隊長じゃない隊長。思いつかないなぁ。凄い隊長っぽい人だから。」


「最初から上の立場の人なんて居ないでしょ。うちらよりも人数少ないとかやって行けなさそうですけどね。」


「いや、強かったよ!…あれで1人かけるまでは。」


「だからあれって何なのさ!」


「…ある基地を攻めこんでるときだったんだけど、攻めこんでる途中にビルが爆発してね。それに巻き込まれたんだよ、隊長が。」


「…。その人はどうなったんですか?」


「行方不明だよ。でも生きてる可能性はほぼないかな。」


「ロスはその人を待ってるんだろうね。私達じゃどうしようもない。」


「隊長が可哀想ですよ、こない人間を待つなんて!」


「でも、シャイ達がいくら説得しようと無理だった。あとはこの一週間でシャイ達をとるか、あの人をとるか。…どっちにしろ今日はここまで!解散!」


*********************


「隊長!待って下さい!私が行きますから。待って!」


はやく、はやく!隊長を行かせないようにしなくちゃ。


「どうした、ロス!いつになく焦ってんな。大丈夫、俺たち最強だろ?」


違う、違うんです隊長!だってこの後貴方は


かえってこなくなるんですよ。


*********************


「うわー、珍しい夢みたなこれは。あれは俺と隊長の最後の日か。だからあんまり寝たくないんだよ。」


でも最近は見なかった。なんの心境の変化か、それとも


「隊長が忘れんなって言ってんのかな。」


あの人意外に寂しがりやだったしな。それに変人だった。隊長っぽくなかった。バカだった。なによりも


「強かったな。…今の俺よりも強いだろうな。」


昔とっても強い隊長がいた。俺なんかよりも強く、そしてカリスマ性のあるバカみたいな人だ。


名をベクトル・マッシュと言う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。