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ドローン、お家に帰りたい。  作者: 優雅安芸
5/5

事件解決、その犯人は

タイトル詐欺って言われそうな気がしますが、気にしないで

さて。

前回重い過去について話しまして、

今は......今は......どこなんだろう。

どうやら家の中らしい。

周りには子供らしい絵とか、賞状とか。

よく見ると、小学校低学年の部屋のようだ。


何があったのか。

昨日の夜に調子に乗って夜を飛び回っていたら、充電が切れたのだ。

充電が切れても意識が消えたりしないという証明になったかわりに、元の体に戻ることができないということになった。

一喜一憂。


「また変なものを拾ってきたの!?もどしてきなさい」


大人の女性、言い方からして母親だろうか。

き、って言った辺りから顔が見えてきて、それと同時に声が小さくなる。

ドローンは一応高価なものだ。高いものだと20万円するとかなんとか。


「いや、明日警察に届けににいくよ。」


「はーい......」


若干間延びした返事、なんかかわいそうに思えてきた。

それにしても。

さっさと逃げないと拘束される......!

逃げることは決まっても、どうするのかは決まってない。


とにかく、動くなら明日だろう。

なにかしてなにかあったら(?)困る。


怒られていたり、宿題やってたり、寝てたりという日常を見ながら夜を待つ。

平和的で良い光景だな......。

日が沈み、子供も大人も寝静まる。


動こうか、と思って動き出すより先に、ガチャ、というドアの開く音がする。

お母さんであろう人は寝たことを確認済み。

知らない人だ......。

しばらく様子を見る。とても用心深い動き、差し足忍び足とも取れるその動きは、物置に向かう。こちらも静かに向かう。

金庫に手をかける。

流石にロックが掛かっている。

専門の業者か、と思うほど慣れた手付きで作業をする。


こちらもドアをゆっくりと閉める。

さっきリビングに落ちていた紐を、ドアノブとドアの上の方にある壁とぶつからないようにする棒?

のようなものにかける。


......これならしばらく出てこないだろう。

窓を開ける。

さっきドアの空いた音でお母さんは起きなかったことからして、バレないはず......!

ここからはスピード勝負。


キッチンタイマーを10秒にかけて、寝室のドアノブにおいて起動。

10秒の間に逃げる。


......起きない、起きないよお母さん!?

逆に泥棒が暴れ始めたよ?

とりあえず玄関のドアの鍵を閉める。

寝室に入って電気をつける。

さすがに起きた。


部屋を出てから、若干窓枠からカメラが出るぐらいの位置で見る。

警察に通報したらしい。

でも、倉庫で暴れてる人がいることを知ったぐらいで警察は早とちりな気がするが、今回に限って言えば正しい判断だ。


......あ、充電してない。

さっさと見つけて充電せねば。

それより前に地面に降りる。

充電するより前に夜を待つ。さっきの騒ぎで夜が明けた。


今は、奈良県。

ぎりぎり関西にはいった。

主人公は天城詩音(あまぎしおん)、妹は天城音羽(あまぎおとは)です。

書き忘れましてすいません。

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