第2頭突き 魔王城の門番
王女サクラ「でもさ…店主ユリが魔王城来た時のことを…教えて!!」
店主ユリ「いいよ!!折角だから…教えたげる!!」
~回想シーン(視点店主ユリ)始まり~
異世界フラハナに強制的に転移された花咲百合は店主ユリと名乗り…暇つぶしに魔王城の麓までやって来た…
~終焉の丘~
男性A「ん…?こんなところに…人!?魔王城がすぐそこにあるのに!?ちょっと…アンタ魔王城に行くのか!?」
店主ユリ「ええ…そうね!!」
男性A「一体…何のために…」
店主ユリ「そんなの…決まっているじゃない!!私の頭突きが魔王軍に通用するのか…楽しみで仕方ないわ!!それに…暇つぶしよ!!」
男性A「暇つぶし…でもアンタ見る限りだと…何も武器を持っていないじゃないか!!」
店主ユリ「私の…武器!?それは…頭を使った頭突きよ!!」
男性A「頭突きだって!?」
店主ユリ「それのほかにも…ってまだ秘密にしときたいわ!!」
男性A「そ…そうなのか…」
店主ユリ「じゃあ私は魔王城に向かうねぇ!!」
~魔王城・門~
店主ユリ「これがぁ~魔王城かぁ…立派だねぇ…」
*「おいおい…姉ちゃん…ここらへんで見ない顔だなぁ~」
*「おい…ウオッギョ…普通の姉ちゃんが…わざわざ魔王城まで…来るか?」
水のウオッギョ「来るんじゃねぇの?ドシンラスぅ?」
土のドシンラス「…いやどう考えても…こねぇだろ…つまり…コイツは…」
水のウオッギョ「来客でなぁ!?」
土のドシンラス「そんな訳あるかぁ!!どう見ても侵入者だろうが!!」
水のウオッギョ「……確かに……そうだが……姉ちゃん……ここは魔王城……入るなら……力ずくだァ!!」
土のドシンラス「……そうなんだが……姉ちゃんは……俺達とやり逢うってのか?」
店主ユリ「やり逢う以前に…貴方達めっちゃ弱そうだね!!魔王城の門番なのに!!めっちゃ弱そう!!」
水のウオッギョ「よ…弱そう!?…煽られんのは…気に喰わねぇが…ドシンラス…先にアイツを戦っていいか?」
土のドシンラス「ああ…そうだな…仮にお前が負ければオレがアイツと戦う…異議は…ないな?ウオッギョ」
水のウオッギョ「ないッ!!」
店主ユリ「じゃあ始めよっか!!弱そうな…ザコ金魚さん!!」
水のウオッギョ「おのれェ!!やってやるよォ!!」