表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/11

第10話 図書館に行くヒカル

宿を確保したヒカルとメイリーンは、まだ夜までは時間があるので、図書館に向かう事にした。


(俺は前世の知識とラノベの知識があるからその辺の科目は大丈夫。算術は俺がメイリに教えれば多分大丈夫だろう。魔法の知識と、国の歴史なんかは図書館で勉強すれば多少はなんとかなるだろう。だけど図書館で勉強したぐらいで本当に魔法学校の試験に合格するのか?受験勉強なんか朝から晩までひたすら毎日勉強しても受からないヤツが大勢いるのに・・・)


シスターモネの話では試験は学科と実技があるが実技をかなり重視しているらしい。学科の点数が低くても実技が良ければ合格は可能なようだ。


(この辺は異世界って感じだな。日本なら赤点が1つでもあったら不合格だもんな。アメリカとか他の国ならもしかしたら長所が良ければ合格。なんてとこもあるのかもしれないけどその辺は俺は全く知らないなぁ。)


図書館に入ると、小さいながらも建物の中は本で溢れていた。


「おーー!!たくさん本があるな。」


「本当!いっぱいある!」


(ラノベとか漫画はないかな・・・。まあ無いよな。はい知ってました。すいません言ってみただけです。だって呼んでた漫画の続きが気になるじゃん。)


ライトは本を読むのは好きだった。もちろん愛読書はラノベだ。


「それじゃ手分けして探そうか?」


「魔法の本よね?」


「ああ。試験勉強にもなるし魔法関連の本は片っ端から読んで見ようと思う。」


(俺には全魔法適正と成長率補正極大がある。読めばきっと成長率補正極大さんが仕事してくれるだろうし、全魔法適正さんのおかげで、どんな魔法の本だろうが、努力すれば使えるようになるんだ。こんなにワクワクする事はない。)


「私は水と光しか適正がないからそれ以外の本は別にいいかな。読んでも意味ないし・・・」


「そんな事ないだろ?知っておくと役立つと思うよ。」


(まあ俺が魔法の本を読んでいる間は、好きな本を読んでくれてもいいんだけど。だってメイリは最悪魔法学校に入学できなくても俺さえ入学できれば死は回避できるし。まあボッチもさみしいから一緒に入学できる方がありがたいと言えばありがたいけど。)


「まあ魔法以外でも、気になる本があったら読んで見たらいいよ。知識はいくらあっても困らないからね。」


(そうそうどんな知識でも身に着けておけば役に立つ時がくる。ラノベの知識が俺をにとって今非常に役立ってるように。俺も魔法の本以外で気になる本はドンドン読むべきだよな。成長補正極大さん!よろしくお願いします!)


ヒカルとメイリーンはそれぞれ気になる本を手に取り、読み始めた。


(メイリもちゃんと光の初級魔法の本見つけてるじゃん。後で俺も見せてもらおうっと。おっとそれよりも俺は治癒魔法の本、治癒魔法の本っと。それにしても治癒魔法の本があってよかった。治癒魔法が使えると冒険の安全度ががくっと上がるもんな。シスターモネには火魔法の適正しかないって言ったから治癒魔法教えてくれなかったもんな。教会なんだし治癒魔法の本はどっかにはあったんだろうけど、隠されてたのか見つけられなかったし・・・)


ヒカルが使える魔法は、現在火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、それぞれの初級魔法1つと生活魔法だけである。そして、エベレスの町の図書館には、ヒカルの知らない属性の初級魔法の本が置いてあった。


(初級魔法に関しては広く公開されているみたいだな。まあエベレスはフリーダム連合国との境の町だし、他国への牽制でそういった事に積極的なのかな?どうせなら魔法学校に入学するまでに、中級魔法まで覚えたかったけど、中級魔法からの魔法書はきれいさっぱりなかったもんな。多分立ち入り禁止の2階に置いてあるんだろうな。)


その日、ヒカルは無事に治癒魔法の初級のヒールを。メイリーンは光魔法の初級のライトボールを無事に覚えた。


(よし。問題なくヒールを覚えれたぞ。治癒魔法は異世界の基本だ。あるとないとじゃ全然違うもんな。でもさすが成長補正極大だ。読んだ内容がスラスラ入ってくる。これ選んで正解だな。前世じゃ国家資格の資格試験に5年連続落ちた俺だけど今なら一発合格もできそうだな。)


二人は宿に戻り、今後の事を話した。


「それでこの町にはどれぐらいいるの?」


「ああ。図書館はけっこう充実してた。そして司書さんの話では2階以上には中級魔法の魔法の本など、重要な本があるらしい。見る事ができるのは、Cランク以上の冒険者か、領主から許可をもらった者だけらしい。さすがにCランクになるのは容易じゃないだろうが目標は高い方がいいだろ?」


「Cランクになるまでここにいるの。でも私達まだFランクだよ?」


「ああ。どっちにしても金貨40枚貯めないといけないんだ。ランクを上げれば報酬もあがる。だからしばらくは図書館とギルドの依頼を平行して行っていく。メイリは水魔法と光魔法の初級を全て覚える事と魔法学校の試験勉強。俺は使える魔法を覚える事。そしてランクがDまで上がればダンジョンにもいける。」


「ダンジョン!?」


「ああ。メイリ行きたがってただろ?Dランクになれば行けるみたいだしな。」


「わかった。私頑張る。」


(とりあえず、魔法学校入学までは新たに力も手に入らないし、入学後の為、今は力を付けないと。目標は無詠唱での魔法発動だな。全魔法適正があるから、鑑定魔法とか、転移魔法とかアイテムボックスとかも覚えれたらうれしいけど、さすがに無理だろうしな。難易度は上級以上だと思うし・・・。魔物を倒していればレベルも上がるし、成長補正極大で能力もけっこう上がるだろ。コツコツやっていくしかないな。)


ミッションを達成しないと死んでしまうヒカルは、その達成の為にコツコツと努力する事を決めるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ