デートの誘いをしてしまった!?
どうもくろねこです。
一部に続き二部を投稿させて頂きました。
まだ初心者なので温かい気持ちでお読み頂けるとありがたいです。
桜は散り緑色の葉っぱが目立つようになってきた5月の終わり。
「そろそろ始めるわよ~。席について~。」
と担任の藤川涼音が言い生徒は席に着き先生は話し始めた。
「今から文化祭でなにをやるか決めるよ~。委員長を中心に決めてね~。」
と先生がいい委員長と場所を変わった。
そう、天道時高校はクラスメイトの絆を高めるために6月の始めに文化祭が行われるのだ。
「では、21HRの出し物を何にするか決めるよ。」
と委員長が言い話し合いが始まった。
最初は無難のカフェとか演劇とかだった。
だが、ある一人の男子が
「メイド喫茶やりたい。天道時もいるからさ!」
と言い出してきたのだ。
この一言で回りの男子に火が付き男子のほとんどが賛成したのだ。
多分ほとんどの男子が天道時のメイド姿を見たっかのであろう。
もちろんぼっちの俺は遠目に見ていただけだったが...
俺以外のほとんどの男子がメイド喫茶をやろうとしているとき先生が
「これまで一回もメイド喫茶は学校に許可されたことはないような...」
と小さな声で言った。
このことはクラス全員に聞こえたらしく男子の顔は一気に絶望的な顔になった。
逆に今まで絶望的な顔をしていた女子は一気に盛り上がった。
結局男子たちは負け女子が決めたパンケーキ店になったのであった。
ちなみに前日の準備は男子がやり当日のパンケーキ作りは女子がやることになった。
理由は簡単だ。男子より女子の方がパンケーキを作るのが上手いからだ。
話し合いは終わり放課後になった。
前回の図書委員会の集まりから佐倉春斗と天道時咲良は一緒に帰るようになった。
天道時咲良はまだ女友達はいないらしい。
美人だしクールだしなんかお嬢様感が漂っているから女子も話し掛けずらいのであろう。
ちなみに男子も見ているだけで話しかけた者はまだいない。
だから、こんなふうに話しているのは俺だけかもしれない。俺はぼっちではあるけど人見知りではない。
「21HRはパンケーキ店になったな」
「そうね。メイド喫茶にならなかったのは嬉しかったわ」
「だよな~。でも俺はお前のメイド姿見たかったぞ」
「何言ってんの。殴るわよ?」
「まぁ、冗談は良いとしてパンケーキ作るんだろ?作れるだろ?」
「それも冗談かしら?」
「へ?」
「私...料理したことないわよ」
「さすがお嬢様...どうするの?」
「なんとかするわよ...なんとかね...」
プライドが高そうだから自分で何とかしようとすると俺はさっした。
だから俺から誘ってみた。
「よかったら教えようか。怪我されたら困るし」
「いや、いいわよ。春斗くんにも迷惑かけちゃうし」
「迷惑なんてことはないよ。一緒にやろうぜ」
「そんなに言うなら一緒にやろうかしら」
「じゃあ、よろしくな」
と一緒にパンケーキを作る約束だけして僕たちは帰っていった。
あんな美人の咲良と帰るのは一ヶ月たった今も緊張する。
だから家に帰った俺は冷静になり思った。
(俺は咲良をデートに誘ったのでは?)と...
その日の夜。咲良から一件のメールが来た。
「5月30日土曜日に私に家に来て」
(一緒に出掛けた事もないのにいきなり家にお邪魔するのか..)
と思いながらも覚悟を決めた。
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