転校生と同じになってしまった!?
はじめまして!くろねこです!
まだ初心者ですので温かい気持ちで見てもらえるとありがたいです。
学校と言えば春夏秋冬イベントがある。
主には体育祭や文化祭というものがあるだろう。
学校以外にも友達と海に行ったり川に行ったり祭りに行ったりするだろう。
だがこの俺、佐倉春斗はそんなイベントなど無関係といっても過言では無かった。僕は高校一年生の時に友達作りに出遅れてグループに入れてもらえずぼっち生活を送った。それから一年たち僕は高校二年生になった。一年間ぼっち生活を送っていたら僕はこの生活を気に入っていた。だから新しい友達は作ろうとは思わなかった。ぼっちはめんどくさい仕事を押し付けられないし周りに合わせなくてもいいし気が楽なのだ。そして同じ一年間を過ごす...はずだった...
学年も変わればクラスも変わる。それは当たり前だ。だが俺のクラスに転校生が来たのだ。そんなアニメみたいに美少女転校生がくるわけがない。
とおもっていた...だが、アニメみたいなことが起こってしまった。
ピンク髪の天パが目立つ眼鏡をかけた美少女が転校してきたのだ。
「新しく21HRに転校してきました。天道時咲良です。よろしくお願いします。」
咲良は自己紹介を終え男子たちの視線をあびながら自分の席に向かった。
男子たちはもちろん騒いでいた。そりゃあ、あんだけきれいな肌で容姿の整った顔で男子が求めているような体系をしていれば男子たちも騒ぐだろうと思う。なぜなら俺も声には出さなかったが内心めちゃくちゃ美少女だと思った。
咲良は自分の席についた。そしてSHRは騒がしいなか終わった。
一限はLHRのため少しの休み時間だけもらいすぐに始まった。
「今日のLHRは係決めだよ。一人一個は仕事あるからね!」
そう担任の藤川涼音は言い係決めは始まった。
俺は図書委員になるって決めていた。仕事もほとんどないし本も読める。これほど最高な条件の委員会は図書委員会しかないのだ!だから俺は図書委員会になるって決めたんだ。
そして学級委員長が司会をしておりついに図書委員会の番がきた。
「図書委員会は誰やる?」
俺は迷わず手を挙げた。手を挙げたのは俺だけだった。
「じゃあ、男子は春斗で決定したけど女子はどうする?」
(あ~そういえば女子もいるんだっけ!頼む真面目な人来てくれ)
俺はそう願っていた。
「私がやります。」
一人の女子が手を挙げた。その瞬間、周りの男子は一気に騒ぎ出した。
手を挙げたのは咲良だったのだ。
男子たちは俺に変わるように言ってきた。だが、変わりたくないに決まっている。先生も変えないと言ってくれたおかげで何とか図書委員会をキープすることができた。
そして、係決めは進みLHRは終わった。
放課後さっそく委員会の集まりがあった。
俺は気になることが一つあった。俺の隣は咲良だったので俺は気になっていることを聞いてみた。
「なぁ、天道時って名前はあの有名な天道時財閥と関係あんのか?」
天道時とは誰もが知っている有名な財閥の名前なのだ。天道時って名前すらほとんどきかないから気になっていたのだ。ちなみにこの高校も天道時の関係のため天道時高校って名前だ。
「そうだよ。」
「まじか!将来安泰だな。というか夢はあるの?」
「教師。私は一流大学をでて教師になるの。」
「それはすごいな...俺そんなに頭良くないから今度教えてよ。」
咲良はびっくりした顔でこちらを見てきた。
「あなただけよ。そんなこと言ってきたのは」
「急に馴れ馴れしかったよな。悪い。」
「違うわよ。大抵の人は教師より天道時を継げって言ってくるのよ。」
「それは誰もが言いそうだな」
「じゃあ、なんで春斗くんは否定しないの?」
「夢を否定する必要がないから」
俺は堂々と答えた。
「あなた良い人ね。今度勉強教えてあげるわ」
咲良は優しい声で答えた。
それから数分後に委員会は始まり委員長の挨拶と先生の一言で委員会は終わった。
帰ろうと門を出ようとしたら咲良が近寄ってきた。
「勉強のこともあるからメール交換しましょ。」
咲良は僕にメールアドレスを見せてきた。夕日のせいか顔が少し赤かった気がする。
「テスト前とか本当に頼むよ。」
そう言ってメールアドレスを入力して友達登録した。
最後に彼女は「これからもよろしくお願いします。」と言い帰って行った。
今思うと身長170cmで髪の毛はショートの天パで顔もカッコよくない俺の恋はここから始まっていたのだろう。
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