「月光」
夜のしじま
澄んだ月のあかり
ほら、すぐそこに秋がきている。
木々の狭間から
もれくゆる月の光は
敷きつめられた白砂を
銀色に変える
庭はあたかも波に月光が
照るかのように見える
銀色の沙灘の砂は
そっと鋤くっても
ぎゅっと握りしめても
さらさらと手のひらを
零れおちてしまう…
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あとがき
この前、
お正月を迎えたのに
もう秋で、
この短い秋がすぎると
朝子の苦手な冬がきます。
寒いのは苦手だけど、
詩的には、
とてもよい季節です。
と、字数を稼いでみました(笑)