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微妙な気持ちになる話  作者: 乗ると酔う子
2/7

恋するオトメン

 あるところに少々変わった性癖の青年がいました。

 Sっ気のある同性を好むのです。

 孤児院に入る前、父から暴行を受けていたのが理由かもしれません。なお、父はアル中で死にました。

 その青年は柳沢と言います。

 柳沢は最近、好みの男性を見つけたと言います。山本さんと言います。

 そんな彼は、今から意中の相手から噂されるという、大変嬉しい状態になります。

 くしゃみも出なかったので、本人は知りませんが。


 山本さんの秘書さんが、休憩に席を立とうとするとする山本さんに話を振りました。


「柳沢さんが、自分は山本さんに嫌われているのかと言ってきました。」

「ヴェエなんでっ!?」

「飲み会でやたらと、しかもイジる方向で話を振ってくるからそう思ったそうですよ。」

「いや、会話の輪から外れてたし……あー、余計なお世話だったんだー……」

「そうですねえ、善意からだと伝えたら、私の所感ですが落胆しているように見えました。」

「え、……逆に嫌われてる?」

「さあ……ただ、『自分は山本さんに嫌われてるのでしょうか……っ?』と不安そうな割りに、何かを期待するような目をしていましたよ」

「やっぱり嫌われてる?つか声真似うまいな……」

「さあ……ただ、遠回しに山本は嫌いですかと聞いたところ、大いに取り乱していましたね。」

「うわあ、それ嫌われてるよね……?」

「さあ……ただ、好かれているのは貴方の精神衛生的によろしくないですか?と聞いたときには……」

「聞いたときには……?」

「『えぇー……あっいえそん、そんな、よろしくないわけじゃないです!』と、」

「明らかによろしくないよね、あぁーもうほんと声真似がムダにうまいのがはらたつわー」

「恋する乙女のごとく頬を染めながら、言ってました」

「……この話やめようか」

「はい。」

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