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第2話
国連調査団との接触
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冒険者で 耳長族の青年であるオノは、ギルドの依頼で、依頼を受けた3人の冒険者と共にガルドの森に来ていた。
彼等は、最近、目撃されるようになった白い二足歩行のモンスターを狙うために訪れていた。
「あーあ こんなに森の奥まで入ったのに、全然出てこねーじゃんか、白いモンスター 」
とオノと一緒に依頼を受けた冒険者タイが、愚痴をこぼす
「新しい種だから、まだ数がいねぇんだよ きっと」
とオノが言う
「それに白いモンスターを討伐して皮を剥いで持って言ったらを持ち帰ったら一匹ごとに銀貨5枚って聞いただろ? こんなのがわんさかいたらギルドがひっくり返っちまうって。」
と他の冒険者
「まぁ 確かにな」
とオノ
その頃、国連調査団は粗方の地質調査を終え
いよいよ現地の生物のサンプルを採集する段階に入っていた。
国連調査団活動拠点では、数人の猟師が、麻酔銃でゴブリンなどのファンタジーなモンスターを捕獲し、金属製のケージに放り込んでいた。
そして、彼等は新しい獲物を見つけた。
光学迷彩を作動させパワードスーツにより強化された身体能力で、素早く、そして音を立てずに、麻酔銃の射撃位置につき、麻酔銃に中国の武装警官隊が採用している対人麻酔弾を装填し、炭酸ガスボンベを取り替える。
オノ達は、モンスターに警戒しながら、森の奥を進んでいた。
「なんかモンスターが少なく無いか?」
「確かに 少ないな そろそろ ゴブリンの一匹や二匹きてもいいころだが、」
その時
パシュ!という音が立て続けに3回した
オノは身体に若干の違和感を感じて、目線を下げるととても短い矢がオノの身体に刺さっていた
身体が脱力して倒れ込んでしまう。
すると、まるで幽霊のようにすぅーと白いモンスターが現れ、黒い槍を構えて近ずいてきた。
立ちあがろうとしたが、意識は朦朧とし、身体が動かない。
「メイドインチャイナデモチャントツカエルナ」
という白いモンスターの鳴き声を聞いたところで、オノの意識は途絶えた。
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