第五話
気が向いたので三話投稿です。
はいはい、喧嘩はそこまでにして授業始めますよ~」
テキトー先生、ナイス。
このままだとガチの舌戦になってたよ。
って言うかこいつ相手だと勝てる気がしねぇ。
「さ~て、今日の授業は・・・・ズバリ読心術です!」
「読唇術?」
「字が違います!読心術です!」
何でそんなにハイテンションなんですか、先生。
まだ転入して一日目ですよ。
何回つっこませる気ですか。
「先生、いつも言ってるでしょう。わけのわからない授業はやめてください」
話が合うじゃないか、鈴木君よ。
君とは良い友達になれそうだ。
「読心術はいいですよ~!相手の心が手に取るように分かります!」
「悪趣味ですね」
「相手の心が分かると駆け引きにとても有利になります!」
「駆け引きなんてする機会あるんですか?」
「ぐ・・・とにかく、覚えておいて損は無い・・・はず」
「確信を持ってから発言してください」
鈴木よ。僕は君を舐めていた。君はとても有能なつっこみ役だよ!
やはり君とは友達になっておいたほうが今後楽が出来そうだ。
「小山君。変なこと考えるの止めてくれませんか?」
前言撤回。お前も読心術使ってんじゃないか。
「しかしこのクラス、ボケしかいないんですよ。ツッコミ要員が増えるのはうれしいですね」
「じゃあ、友達ではなく同盟と言うことで」
「はい。それで行きましょう」
そう言って握手をする。
え?変わり身が早い?何の話かな?僕は変わり身なんて使ったことがないよ?
「さあ、授業をはじめますよ~?」
「「話をそらすな!」」
「ちょっ、別方向からの同時肘鉄は危ないですよ!」
「「ちゃっかり避けんな!」」
「危ない!」
「「だから避けんな!」」
避ける先生と追う僕たち。
周りの生徒たちは既に傍観に入っているようだ。
そうやって騒いでいると授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
「あぁ・・・今日も出来なかった」
後ろで先生が拗ねているが放って置こう。
って言うか、「今日も」ってことは今までは出来なかったのか。
「ええ。僕が一人で阻止してきましたから」
此処に真の猛者が!
「さあ、次は休み時間ですよ!」
「おい!次回予告をジャックするな!」




