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鹿馬御学園  作者: ズァークィー
第三章 夏休み バイト編
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第三十七話

調子が出てきた!

ヒャッハァ!

「簡単でしたって、あなた正気ですか?!」


「正気です。いたって正気ですとも。はい」


いきなり頭の心配をされるとは思わなかった。


「す、すみません・・・」


「とにかく、これで僕は一週間あなたの執事です。よろしくお願いします」


「お、おねがいします・・・」


「困ったことがあったらいつでも言って下さい!」


「じゃあ、あの・・・」


「はい?」


「話し相手になってくれませんか?」


「?良いですけど」






疑問の答えはすぐに出た。


このお嬢様、なんと友達がいないらしい。


「私は小学生の頃から友達という関係に憧れていました。私に近づいて来るのは妙な下心を持った人ばかりでした」


なるほど。大会社の令嬢というのも大変なんだな。


「かといって、同年代の子達は私のことを敬遠していました」


「多分この容姿と大企業の娘という立場がそうさせたんでしょう」


「だから私はがんばったんです。たくさん勉強して、良い成績を取れば皆認めてくれるって」


「でも、そうじゃなかった。皆ますます遠ざかっていった」


なんていうか・・・壮絶だね。


「だから私は友達が欲しかった」


・・・なんか前にも同じことがあった気がする。


あれは・・・そうだ!藤堂姉妹の時と同じだ!


あのときはたしか・・・。


「なるほど・・・じゃあ、僕が友達になりましょう!」


「え?!」


「なんですか?僕じゃ不満ですか?」


「いえ、そうではなく・・・あの、私のこと、見限ったりしませんか?」


「大丈夫ですよ。僕はあなたを見捨てない」


「ヒック…エグッ」


いきなり泣き出してしまうお嬢様。


「ちょっ?!落ち着いてください!」


「ありがとう・・・ありがとうございます!」



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