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第二十九話
鈴木が働き口を紹介してくれると言うので着いていくとテキトー先生がいた。
「おや?鈴木君。あなたが協力してくれるんですか?」
「いいえ。代わりに小山君を連れて来ました」
「そうですか。助かります」
何の話だ?
「私は副業で何でも屋をやってるんですよ」
へぇ。初めて聞いた。
「で、今回は人手が足りないと」
「はい」
「なぜ?」
「依頼主の出した条件に合う人がなかなかいなかったんですよ」
条件?
「はい。十五~十七歳前後でそれなりに腕が立つ人を一緒に連れてきてくれと」
なるほど。
「一緒に来てくれますか?小山君」
「自給幾らですか?」
「三食付きで7500円でしょうか」
「いつまでですか?」
「一週間ですね」
凄く好条件だが危ない仕事なのか?
「いえ。俗に言うボディガードと言う奴です」
ボディガード?!何でそんな依頼が教師に入るんですか?!
「私は多方面に顔が利くんですよ」
もはやそんなレベルじゃない気がする。
だが、背に腹は変えられない。
「分かりました。やります」
「助かります。では明日の九時に学園を出発するので遅刻しないでください」
「了解です。必要なものは?」
「着替えだけで十分です」
着替えだけってちょっと・・・。




