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第二十六話
短くてゴメンなさい
しまった!
油断した!!
こいつ、まだ動けたのか!
テキトー先生も驚愕で固まっている。
「楓ちゃ~ん!!」
背中に張り付いた鈴木が猫なで声を上げる。
なにこれ、キモ過ぎる。
木刀で叩き落とそうとするが、ヒョイヒョイとかわされてしまう。
クソッ!疲れて腕が動かない。
鈴木は鼻息も荒く僕の背中に張り付いてくる。
油断すれば前にも手を出してくるだろう。
そんなの嫌過ぎる!
「小山君!私が剥がします!」
助かった!
しかしテキトー先生の怪力にも抵抗し、依然張り付いたままだ。
しかも段々手が前面へと伸びて来ている!
このままじゃ・・・
そのとき
パスンッ!
乾いた音が聞こえて鈴木が崩れ落ちた。
「不埒者」
・・・ナイスフォロー。桜花。
紅葉も憤慨した様子で近づいて来る。
僕自身もかなり怒っていた。
「・・・先生」
「なんでしょう?」
「とりあえずこの汚物、許しちゃいけないと思うんですよ」
「・・・殺さないで下さいよ?」
「大丈夫です」
さて、汚物は消毒だ。




