第二十四話
【北門がスゴイことになってますね。人が飛んでますよ?】
見当違いの実況が響く。僕はそれを人を吹き飛ばしながら聞く。
【楓ちゃん萌え~!】
失せろ。ロリコンが。
とりあえず目に付く奴を全部片付け、簀巻きにする。
「どうやって運ぼうか・・・」
気絶させた生徒は生徒指導室へ入れろと言われたが、正直人数が多すぎて運べる気がしない。
そのとき
「はいはい。退いてください~~」
と腕章をした連中が気絶した奴等を回収していく。
【回収部隊の第一陣が出発したようです。もうそんなにやられたんですね~】
どうやら連中は回収部隊というらしい。
しばらく戦闘を続けた後、チョークが切れたらしく
「ちょっと弾を取ってくる」
と桜花が戦線を離脱した。
次いで
「疲れた~!」
と紅葉もスタミナ切れで離脱。
今、北門を守るのは僕だけだ。
だが相手もだいぶ数を減らし、偶に人が来る程度となっている。
最初のラッシュがピークだったようだ。
「小山の妹?!なんでここに?!」
鈴谷君が叫ぶ。
ああ。なんだまだいたのか。
丁度いい。僕も鈴谷君を倒して一休みしよう。
「勝負です!」
口調を変えるのは忘れない。
宣戦布告して、殴りかかる。
「ちょっ!あぶなっ!おい!やめろ!グハッ!」
マズイな。疲れて太刀筋が乱れる。
今誰かが来たら止められない。
「楓ちゃ~~~~ん!!!」
・・・失せろ!!!ロリコンが!!!




