表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鹿馬御学園  作者: ズァークィー
第二章 体育祭
22/46

第二十二話

あれから何度か鈴木に見つかったり、藤堂姉妹に玩具にされたりしたが問題なく体育祭本番を迎えることができた。


北門の前で感慨に浸る。


「やっと・・・やっとだ・・・」


この姿での苦労はきっと僕の生涯の中で最高のものだっただろう。


だが!!しかし!!今日を乗り切れば元に戻れるのだ!!


「がんばるぞ~~~!!!」


決意を新たに空に向って吼える。


しかし周囲から見れば年端も行かない少女が叫んでいる愛らしい光景にうつっただろう。


だが、叫んでいたせいで背後から近づく気配に気付けなかった。




「ヒ~ロ!」


「・・・」


そう、藤堂姉妹である。


「な?!やめろ!抱きつくな!」


「だって、ヒロがこの姿なのって今日までなんだろ?」


紅葉!お前はガキか!!


「それには同意する」


桜花!ツッコミが役割を放棄しちゃ駄目だ!!


「ちょ、やめろ!もうすぐ本番だぞ!」


そう言って振りほどく。


「ちぇっ。ケチ!ちょっと位いいじゃん」


「お前はちょっとじゃ済まない」


「私は?」


「お前も」


なぜか二人揃って落ち込む双子。


なぜだ?


「ほら。二人とも、始まるぞ?」


「そうだね!じゃあ終わってから遊ぼう!」


「いや、終わったらすぐ元の姿に戻るよ」


「ええ~~~?!」


紅葉よ、何故そこでがっかりした顔をする?


「残念・・・」


桜花、お前もか?お前もなのか?


「元の姿に戻ったら飯作ってやるよ」


「やたっ!ヒロの昼飯!」


「ヒロの手作り・・・」


二人とも、昔からなぜか僕がご飯を作ってやると機嫌が直るのだ。


この双子には謎が多い。


【え~、開始十分前になったので、生徒の皆さんは準備に入ってください】


校庭に放送部員による適当なアナウンスが響く。


さて、もうすぐ体育祭が始まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ