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赤ちゃん、才能を証明する(後編)
光が走る。
空気が震えて
二種類の光が同時に瞬いた。
•温かく柔らかな 聖魔法の波動
•ふわふわ漂う 精霊魔法の気配
それを見た瞬間、魔術師団長の目が見開かれた。
重く、そしてはっきりと声が落ちた。
「……適性は二つ。
聖魔法と精霊魔法。
これは……極めて稀有です。」
父が驚き、母が微笑む。
団長はさらに続けた。
「魔力量……測定不能。
この時点で、聖女級の魔力量を持っています。」
屋敷に、静かなざわめきが広がった。
「この才能は国家級。
だが……
私が驚いているのは、魔力操作の精度だ。
この歳でここまで制御できるのは、
訓練をしてきた者の反応です。」
――バレた。
赤ちゃん特訓、バレた……!
母が少しだけ吹き出した。
父は小さく目を細めた。
リディア0歳、心で叫ぶ。
(訓練してましたすいません!!)




