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1-18, 運命

 運命が重い。私の運命は既に決まっている。あの履歴書で、ずっと、お前が支配してきた。私はグライスターをにらむ。


「獣人、お前は堀に飛び込んでどこかへ行け。さもなくば私の手で殺す」

「何を言っている……?」

 グライスターが剣を抜いて私たちを見つめる。


「今夜午前三時」

 グライスターの言葉を聞くしかない。

「お前は三人の転生者の死を目撃し、お前の知り合いはこの世界で三人になる」


 運命。

 それが私の運命か。

 また友が死ぬ。

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