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逃げた先
私の物語は布団に逃げることからはじまった
-あったかいものは好き。冷たくなるものはいらない-
私は今彼氏のベットで横になっている。彼氏は横で寝ている。この彼氏は良い人だ。付き合ったり、別れたりしてるけどそれでも私を受け止めてくれる。
でも今日を持って彼氏の前から消えようと思う。布団の中の思いと一緒に。
私「さようなら。今日で最後ね。」
布団越しから彼氏に言った。
家を出ようとした瞬間、彼氏が後ろで立っていた。
彼氏「またどっか行くのか...。」
その声はまるでカラスのなきごえみたいだった。
私「私も何がしたいかわからないの。ただあなたといてわかったことはね、私たちお互いかなわないものから愛してしまうってことよ。だから、、ね」
私は最後にあなたの顔を見れなかった。ごめんね。でも最後に見た顔があったかい顔だったらいいのにな。