28話 久しぶりのダンジョンと昇格
「いやーこの光景久しぶりだな」
「1ヶ月ぶりですもんね」
俺とミーナは早速ダンジョンの入口まで来ていた。いつも通り商人がポーションや食べ物を売っている。これは見慣れた光景だがポツンとよく分からない商売をしてる者がいた。
「ミーナ、あれ知ってるか?」
「はい私も聞いたことしかないのですが付与師というらしいです」
ミーナが言うには付与師というらしい。どんなものなのか鑑定してみた。
・付与師・
自分以外にバフを付与することができる。効果や継続時間によって消費するMPが変化。
使用可能なバフ
STR10%上昇(1時間)
SPD10%上昇(1時間)
DEF10%上昇(1時間)
こうなっていた。なるほどね、これでステータスを上げてダンジョンに望むってことか。これは便利そうだから持ってるモンスターがいたら強奪しよう。
あとどれ程変わるのかかけてもらうか。
「すみません、俺とこいつに最大でかけてくれませんか?」
俺がそういうと付与師は少し長めの詠唱をした。詠唱が終わると俺は直ぐにステータスを開いた。
キリシマ シュント
HP 285624/285624
MP 419828/419828
STR 254000(508)+50
DEF 508000(508)+50
SPD 254000(508)+50
INT 508000(508)
LUK 1000
残り60分
端数切り捨てなのはしょうがないな。
にしても装備とかで上がってる方から10%上昇じゃないか。しかも上昇してもそれがさらに装備の効果で上昇するわけでもないからあまり強くはないかな?いやスキルlvが上がれば効果も多分上がるんだろうな。
やっぱりこのスキルを持ってるモンスターを探してみよう。
後で聞いた話だがこの付与のおかげで九死に一生を得たって人が結構いた。
俺のステータスがおかしいから強くないって思ったんだろうな。
「よし、じゃあダンジョン入るか」
「行きましょう、シュント様」
こうして俺らは久しぶりにダンジョンに潜った。
ステータスが化物な俺たちは直ぐに二十回層に到達した。
10回層までは結構人がいたがそこから段々と人は減っていき20回層にはまったく人はいなかった。
まあギルドマスターが20回層から上には行くなって注意してるからいる訳ないんだが。
「よし、ギルドマスターが言ってたゴーレムを探すか」
なぜ10回層などは探さず二十回層に直ぐに来たかというとゴーレムしか出てこない回層があるのだ。
それが二十一回層。とりあえずここを重点的に探す。
はぁ、はやくダンジョンボスと戦いたい。今なら行ける気がするんだよなー。
そう思いつつ次々とメアでゴーレムを斬っていく。普通ゴーレムを倒す時はメイスやハンマーを使うらしいのだがメアには関係ない。とにかく斬る。
ミーナは離れた場所で戦っているが短剣の二刀流で次々とゴーレムを屠っていた。
ちなみにゴーレムはMPこそないがHPが高いのでメアの効果でどんどん俺のHPが底上げされていく。
今まで285624だったのだが今は400000を突破している。しかもLVも上がるから最高だ。
かれこれ2時間くらい戦っているとゴーレムの集団の中に金色のゴーレムがいた。
あれだ、ギルドマスターのお目当ては。
「ミーナ!金色のゴーレムがいたぞ!周りの雑魚は任せるから俺は金色を殺る!」
「分かりました、任せてください!」
ミーナが普通のゴーレムをどんどん倒していき金色のゴーレムまでの道ができた。
金色のゴーレムまで全力で走りメアにある属性を纏わせる。
そう、創造魔術でつくったオリジナル属性の氷属性だ。水属性でも代用できるのだがあまり温度が下がらないため、氷属性をつくった。
氷属性の斬撃を受けた金色のゴーレムは自分を覆い始めた氷の膜で動けなくなっていき最後には完全に動かなくなった。
以前、知ったことだがなぜかゴーレムは1度止まると2度と動かなくなる。地球でいうところのマグロと同じように。
動かなくなる=死んだと同じな為、氷の膜が無くなっても2度と動かなくなる。
その事をついさっき思い出したのでやってみたけど思った以上に楽に終わった。
ミーナも普通のゴーレムを倒し終わったみたいだ。
「お疲れ様でした、シュント様」
「ああ、ミーナもお疲れ様」
「それにしてもこの金色のゴーレムのどこを使うんでしょうね?」
「さあな。まあ俺らには関係ないことだ」
こうしてギルドマスターからの依頼は終わった。
と、思ったけどこの金色のゴーレムは俺に関係のあるモンスターだった。
トゥーマの街に戻ってきた俺たちはギルドマスターへの報告の為ギルドに戻ってきた。
「すいません、エレーナさん。ギルドマスターからの依頼が終わったんですけどどうすればいいですかね?」
「お話があるそうなのでギルドマスターの部屋までついてきて下さい」
いつもの笑顔なエレーナさんではなく、どこか神妙な面持ちだった。俺がなにか悪いことをしたのだろうか。
「失礼します、シュント様をお連れしました」
エレーナさんがそう言いギルドマスターの部屋へと入っていく。
俺も続いて入っていくと、数時間前とは全く違う顔で待っていた。
「来たか、シュント。まあ座れ」
俺が座るとエレーナさんはお辞儀をして部屋を出ていった。
「シュント、良い報告と悪い報告どっちを聞きたい?」
突然こう聞かれた。何なのか全くわからないがとりあえず答える。
「じゃあ悪い報告で」
「端的にいうと勇者様の暗黒騎士の職業が聖法国家にバレた」
「な!?」
なぜバレた?これにはミーナも驚いた表情をしている。
「王都の騎士の中にスパイがいたんだよ。兄上とお前らの話を聞いていたらしい」
くっそ、確かに話しをした部屋の外で騎士が待機してたはずだ。その騎士がスパイだったとは。
「さっき連絡があってな。王都に宣戦布告の手紙が来たらしい」
宣戦布告ということは戦争が始まるのか。………ん?連絡が来た?
「ギルドマスター、連絡する道具が壊れたって言ってませんでしたか?」
「悪いな、あれは嘘だ。それじゃ良い報告をするぞ」
ギルドマスターがそう言うと何かを取り出した。
「シュント、お前をSランク冒険者に任命する」
Sランク冒険者。ギルドの中で最高ランクの冒険者だ。巷では人外、化け物と呼ばれる世界に4人しかいないSランク冒険者だが、確かSランク冒険者になるにはあるゴーレムを討伐しないといけなかったはず。
あ、まさか。
「気づいたようだな。Sランク冒険者になるために討伐しないと行けないのがお前が倒した金色のゴーレムだよ」
まさかこんな事になるとは思ってなかったため一瞬思考が停止してた。
でも何故あのダンジョンにゴーレムがいるって知ってたのか…
「なんであのダンジョンに金色のゴーレムがいることを知ってたんですか?」
「お前が王都に行ってる時に俺が探した」
「ギルドマスターがですか?」
ギルドマスターがそこまで強いとは思えない。
「そこら辺はおいおい説明してやるよ」
ここでもっと根本的なことを思い出した。
「でも、Sランク冒険者になるには王様の許可と正式な許可証が必要なはず」
「ああ、そのことなんだがな。シュントをSランク冒険者にしようって話は前からあったんだ。しかし兄上はお前を知らない。だから勇者召喚で呼ぶついでに見極めようって決まったんだ」
なんか俺が知らないところで色々進んでたんだな。
「そして許可証はさっきブルックが届けに来た。後でゴーレムを確認するが確認が終わり次第、お前は正式にSランク冒険者だ」
ミーナが飛んで喜んでいる。俺はまだ実感がないのか喜べない。
「それじゃあゴーレムを確認するか」
ギルドマスターが直々に金色のゴーレムを確認して俺はSランク冒険者のギルドカードを受け取った。Aランクのカードは淵が金色なのだがSランクのカードは虹色に輝いている。
「これでお前は5人目のSランク冒険者だ。多分だが戦争が終わり次第、公に発表されると思う」
「分かりました、これからはSランク冒険者として頑張ります」
またダンジョンボスとの戦いは戦争のせいでお預けになってしまったがSランク冒険者になる事ができた。
よし聖法国家との戦争がSランク冒険者になって初めての仕事になる。
気合いを入れて臨むとしよう。
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キリシマ シュント
LV107 ¥664437000 Sランク
HP 468184/468184
MP 419828/419828
STR 300000(600)
DEF 600000(600)
SPD 300000(600)
INT 600000(600)
LUK 1000
・スキル・
武芸の極
六大基本属性魔法
詠唱省略lv99
契約魔法lv56
召喚魔法lv68
パッシブスキル
武器作成lv99
防具作成lv99
料理lv99
潜水lv99
狂化lv99
*取得経験値増加(超絶大)
*創造魔術
*絶・鑑定
*アイテムボックス
*スキル強奪EX
・創造魔術・
超音波探知・検索
エンチャント
威圧
結界魔法
スキル合成
氷属性 New
・加護・
マレスの加護
レベルアップ時にステータス上昇量が2倍になる。さらに魔術を使用するときのMP消費を1/100にする
・称号・
虫殺し
一騎当千
破壊神
最強の奴隷の主
盗賊の天敵
良い報告と悪い報告どっちから聞きたい?は1度でいいからやってみたかった。
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