挑戦の一 限界まで食すぜ、わんこそば大食い大会!
というわけでだ。
前回の自己紹介で言った通りオレはわんこそば大食い大会に出場する!
参加者は俺を入れて10名。
絶対にオレは勝ち残ってみせるぜ!
「さぁ、始まりました、わんこそば大食い大会!この中で最も多くわんこそばを食べ切れるのは、誰なのかーっ!?」
(ズゾゾゾッ! ズゾゾゾゾゾッ! ズゾゾゾゾゾゾゾッ!)
「おかわりっ!」 「おかわりっ!」 「おかわりっ!」
(ズゾゾゾゾゾッ!) 「20杯目おかわりだぁ!」
ん?もう20杯目なのかよ、だって?んなもんまだまだ序の口よ!
まだまだ、まだまだ、まだまだ、まだまだ!
オレは食し続ける!全速力でっ!
(ズーゾゾゾゾゾゾゾゾゾォーーーーーッ!)
「も…もう無理ッス…」 「ギブアップ…」
おやおや?もう限界のヤツが出てきたか。
それにしても35杯目に43杯目なんざ、ちょろい奴らだな!
オレなんかもう67杯目だってのによぉ!
それに引き替え…
「おかわりっ!」 「おかわりっ!」
「おかわりッス!」 「おかわりッス!」
「おかわりじゃ!」 「おかわりじゃ!」
この優男とデブ野郎とジジイは強敵だな…俺と同じく67杯目だ。
くそ、負けてらんねぇ!
「おかわりだぁ!」 「おかわりじゃ!」 「おかわりッス!」
「おかわりっ!」 「おかわりッス!」 「おかわりっ!」
「おかわりだぁ!」 「おかわりじゃ!」
俺たちが乱闘を繰り広げている間に、52杯目、65杯目、78杯目、92杯目で他4人が落ちて行った。
今103杯目!そろそろ誰かが落ちてくる!
「おかわりだぁ!」 「おかわりじゃ!」 「おかわりッス!」
「おかわりっ!」 「おかわりッス!」 「おかわりっ!」
「おかわりだぁ!」 「おかわりじゃ!」
「おかわ…」
お?
「り…はもうムリッス…」
うっしゃぁぁぁぁぁ!
遂にデブ野郎がリタイアしやがったぜ!残り3人!
「おかわりだぁ!」 「おかわりじゃ!」
「おかわりっ!」 「おかわりっ!」
「おかわりだぁ!」 「おかわりじゃ!」
ぐっ…120杯目…キ…キツい…
「リタイア…」
うお!?タナボタだ!優男も落ちた!残りはこのジジイのみ…
(ズゾゾゾ…) (ズ…ズゾゾ…)
も、もう無理…158杯目…予定外だ…
「リ、リタイ…「リタイアじゃ…」…ア…」
あ…
「あーっとー!ここで決まりました!優勝は―――」
ど、どっちだ!?どうなった!?
今はわずかな時間でさえ、永遠に思える…
「―――新井挑助選手!」
!!!!!
きたぁーーーっ!
オレ様が勝ったんだよ!うっしゃ、うっしゃぁ!
よく見たらジジイは157杯目で止まってやがった。
やーい、ざまぁみやがれジジーイ(爆)
「では新井選手、こちらにいらっしゃって下さい」
ん?なんだなんだ?表彰か?
「(ボソッ)わんこそばの代金、全選手の小計12万3000円です」
…は?ちょっと待てよ!?
「オ…オレが全額払うのか!?」
「優勝したじゃないですか。だから全額払ってください。」
普通そこは敗者から取るだろーーーーー!
トホホホホ…
結局12万3000円支払わされた…
さっきの負け分含めると14万3000円。
とんだ大出費…
だが!オレは凹まない!
次なる挑戦を探し、オレは旅を続けてく―――――
新井のキャラづくり、どうしようかなぁ…
新井「そこは最初に決めとけよ、おい。」