2話 おぺれーしょん
ここって何を書けば良いのでしょうか?
2話目にも来てくださりありがとうございます!
「えっ、今なんて言った?」
とても物騒な、魔王的な発言を聞いた気がするんだけど……
『ではもう一度、聴覚機能をかっぽじって聞いてくださいね。』
なんか、段々遠慮なくなってきてない?この子。
『この世界人類を滅ぼして欲しいのです。』
「それって、魔法文明滅ぼす為のリセット的な?」
『まさにその通りです。滅ぼすときに魔法を使えない人類を残し、機械文明を根付かせる計画です。』
うーん、バイオレンス…だが確実な方法であることは間違いない。
「そもそも、私たちで人類滅ぼすのって可能なの?」
『問題ありません。第二神機…もといエクシアには範囲指定無制限の魔力機関暴走自壊を誘発するC-3Artsのマギ・コラプスが使用可能ですので、この星全体を対象とし魔法を使える人類だけを滅ぼすことが可能です』
怖っ、暴走自壊って何?破裂したりすんの!?
「いや、却下だよ!嫌だよそんなグロいの!
もっとスマートな感じにしよ!それがいい!」
『ぐろい…?そうですか、では代案の提示をお願いします。』
急に振られても困る…だか否定したからには代案を出さなければいけないのは当然だ。
「機械文明を根付かせる方法か…」
なるべくバイオレンスじゃなくて確実な方法。権力者とか偉い人、前の世界ではインフルエンサーとかに広めて貰うのがいいんだけど…
「ねぇマキナ、この世界で偉い人って誰かわかる?」
『魔法文明は偉くはありませんが、地位を持つものとして、現在幾つか国がありますが、その中でも一番の大国であるアルファアインの王です。』
しれっと毒を吐くなマキナ…
「王ねー…ということは貴族とかもいる感じの世界ってわけだ」
『その通りです。』
ああ成る程、王に貴族…悪くないな、いい感じに利用出来そうだ。
「よし、決めた!マキナ!この施設って世界をカメラで覗いたり、特定のものを探したりって出来る?」
『可能ですが、何をお探しになりますか?』
ふふん、異世界といったら定番の“あれ”が起こせるはずだ!
「アルファアインの出来るだけ偉そうな人が乗っている馬車を探して!可能なら盗賊とかに襲われそうになってるやつ!」
『はぁ…それを探して何を?』
機械にはわからんよな~うちの世界のテンプレってやつは。
いや、異世界か…
「当然、ピンチになったところを助けて、偉い人とのコネクションを得る!そしてそれを元に機械文明を売り込んで徐々に浸透させていく!王族なら尚良しだねっ!」
『そのように都合良くいくでしょうか?』
「大丈夫、都合良く助けるんだからこっちの都合も聞いてくれるはず。」
『いえ、そうではないのですが…』
何やらマキナには懸念がありそうだが、問題ない。我が敬愛する異世界転生の先人たちはこれで成功して来たのだ。
「まあ、いいからマキナ、見てなって。それに私達には相応しい方法なんだよ!」
『と、言いますと?』
「この作戦は言うなれば、危機的状況を私たちが、“神”の如く“強引に解決”するんだよ!!」
そう、私達と丁度名前一致するのだ。
「名付けて!オペレーション・デウス・エクス・マキナ!」
決まった…!!
『成る程、それが言いたかっただけですね。』
ここまで、読んで頂きありがとうございます!
引き続き執筆中ですのでよろしくお願いいたします。