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1話 起床、起動

初投稿です。どうぞよろしくお願いいたします。

「うーん、もう朝?ってなんだこれ!」


目覚めてすぐに感じた違和感、いや目覚めたことに対しての違和感と言うべきか。

なんか尋常じゃなく目覚めが良くて驚いてしまった。


「因みに知らない天井だ……」


周囲を見渡すとメカメカしい雰囲気に包まれていた。

いや、どこ!?まさか、人体実験に利用するため、悪の組織的な何かに捕まった?


『第二位機神(きしん)の起動を確認。おはようございます、自己メンテナンスを終えた後に定常業務への復帰を要請します』


透き通ったようなしかし、電子音の少し混ざったような少女の声が聞こえた。

かわいい声やな~


「あっ、おはようございます……ではなく!どちら様でしょうか!?」

『回答、当機は終末対抗システムの第一位機神。システムの統括を担当しております』

「終末対抗システム……?」


ナニソレ知らんぞ……


『第二位機神の言語系統及び記憶系統に問題を確認、速やかに自己メンテナンスの後に結果報告の確認を要請します』

「あー、悪いんですが、自己メンテナンスってのも忘れちゃったから、とりあえず口頭で色々説明してもらえる?ここがどこだとか世界のこととか全部」

『承知しました、では説明させて頂きます』


第一機神とやらが言うにはこうだ、


まず、この世界だが、かつては機械文明が繁栄していたらしいが、一度全て滅びを迎えた後に魔法文明が栄えた世界で、文明が切り替わってから丁度1500年経過したらしく、今は魔法歴1500ということらしい。


次にこの場所だが、やはりというかなんというか滅んだ機械文明の施設であり、なんでも機械文明の滅亡を阻止及び再生を目的としたものらしい。


そして最後にこの私の正体だが、なんと驚くべきことに、この施設の防衛を全任している戦闘機神に転生したらしいのだ。


つまりロボットに転生。

ちなみに見た目は16~18くらいの金髪美少女である。大勝利!


「なるほど、大体状況はわかりました。けどこれほど高度な文明を持ちながら、何故機械文明は滅びたんですか?」

『ある日を境に世界のインフラシステムがエラーを起こし、人類では対応出来なくなったためです。』


原因も聞いてみたが32びっと?で日付がおーばーふろー?したらしい。

前世では人並みにスマホとかパソコン使うだけだったから、理由なんてわかんないや!


「対応出来なかったっていうのは?」

『機械は全て神がお造りになられたので、人類では誰も仕組みを理解していなかったのです』


なんと……まさかの人工ではなく神工。


「じゃあ、私達を造ったのもその神様ってこと?」

『はい、その通りです』


神様が造り神様が与えたものだけを享受して生きてきたわけか、それを疑うこともせず……

そりゃ滅びるわけだ。


「ところでもう一つ気になったんだけど、私達の名前ってなに?」

『当機が第一神機、あなたが第二神機です。』

「いや、そうじゃなくて呼び名だよ。まぁそれも呼び名だけど……」

『今言ったもの以外には御座いません。』


それは面倒くさ……じゃなくて寂しいじゃないか。

神様が創造した機械、機械仕掛けの神様。


「まあ、無難にデウス・エクス・マキナから取って…」

『いいえ、私達は神ではありませんのでその表現は不適切かと』


否定してくることとかあるんだ…

ハイハイ、わかりましたよー


「じゃあ、エクス・マキナから取って君がマキナで私がエクシアってことで、これからそう呼ぶしそう呼んでね。」

『了承しました、当機はマキナ……』


あれ?喜んでる?機械にもちゃんと心ってある…


『安直ですね。』


はぁ~!?

私が話を理解できてないってわかったあたりから対応が適当になってるんですけどぉ!

あるね!これ絶対心あるね!


「こういうのは安直でいいの、あんまり凝ったやつだと後々恥ずかしくなるから。」

『私達は機械ですので、感情はありません。』


こいつ…

どことなく声が弾んでるように聞こえたが気のせいだったかもしれない。いや、きっと気のせいだ。


「まあいいや、で?これから私って何すればいいの?防衛だからこの施設の警備?自宅警備員かー、前は社畜だったからひっそり憧れてたんだよねー」


とりあえず転生されたばかりの世界でいきなりやりたいこととか決められないし、神様的な人にもあってないし。

この第一神機あらためマキナちゃんの指示に従っとこ。


『施設の防衛もそうですが、まず貴方にやって頂きたいことですが。』


うんうん、何でも言ってー、何でもやるよー、自宅の警備!


『この星の人類を全て滅ぼして頂きます。』





「はい?」


これは機械文明の戦闘機神に転生した只の一般人による、世界再生の物語。

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!

趣味で少しずつ書いて行きますので、よろしくお願いいたします。

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