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【完結済】俺の彼女が人として終わっているんだが  作者: Melon
1章 俺の彼女は終わっている
8/47

彼女、海でたたずむ

今回短いです! 許して!

 警備のバイトを終えた燐華は、海にやってきた。

 そして、砂浜で海を眺めながら日本酒とタバコを楽しんでいた。


「いやー、潮風を感じて日光を浴びながら摂取する酒とタバコはうまいなぁ......最高だよ......」


 燐華さんは酒を飲むと、嘔吐する。

 そして、その嘔吐物を砂で埋める。


「ここなら吐き放題だし、ほんっとうにサイコー......」


 燐華さんは、砂で神や服が汚れることを気にせず、横になる。

 空を眺めながらタバコを吸う。

 口に熱い灰が落ちるが、慣れた手つきで顔から払い落とす。


「ふわあぁぁぁ......」


 仕事の疲れで眠い燐華さんは大きなあくびをした。

 それからしばらくの間タバコを吸い、その後タバコを加えたまま眠りに落ちた。



「あっつー!!!!」


 タバコの火が口元まで届いてしまい、熱さで飛び起きる。


「ひー......!水......!」


 燐華さんは立ち上がり、海に向かう。

 海水を右手ですくい、唇を冷やす。


「いった!」


 やけどの傷に海水の塩分が染み渡る。

 痛さで慌ててしまい、その場で転んで水浸しになる。


「ふえええええ!」


 海水で全身がびしょびしょになる。

 髪が水でまっすぐになり、顔が隠れる。

 そしてそのまま海から出ようとすると、近所の子どもと遭遇した。


「ぎゃあああ! 妖怪だー!」


「魍魎だー! 逃げろー!」


 子どもたちは燐華さんを見て、すぐに逃げた。

 燐華さんは子どもたちを気にせず、砂浜へと向かう。

 そして、再び砂浜に座った。


「はっくしょん! はっっっくしょん!」


 大きなクシャミを何回かする。

 そして、再び酒を飲みながら海を眺め始めた。

 その数分後、子どもの通報を受けた警察に声を掛けられ、交番で介抱してもらうのだった。

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