彼女、海でたたずむ
今回短いです! 許して!
警備のバイトを終えた燐華は、海にやってきた。
そして、砂浜で海を眺めながら日本酒とタバコを楽しんでいた。
「いやー、潮風を感じて日光を浴びながら摂取する酒とタバコはうまいなぁ......最高だよ......」
燐華さんは酒を飲むと、嘔吐する。
そして、その嘔吐物を砂で埋める。
「ここなら吐き放題だし、ほんっとうにサイコー......」
燐華さんは、砂で神や服が汚れることを気にせず、横になる。
空を眺めながらタバコを吸う。
口に熱い灰が落ちるが、慣れた手つきで顔から払い落とす。
「ふわあぁぁぁ......」
仕事の疲れで眠い燐華さんは大きなあくびをした。
それからしばらくの間タバコを吸い、その後タバコを加えたまま眠りに落ちた。
「あっつー!!!!」
タバコの火が口元まで届いてしまい、熱さで飛び起きる。
「ひー......!水......!」
燐華さんは立ち上がり、海に向かう。
海水を右手ですくい、唇を冷やす。
「いった!」
やけどの傷に海水の塩分が染み渡る。
痛さで慌ててしまい、その場で転んで水浸しになる。
「ふえええええ!」
海水で全身がびしょびしょになる。
髪が水でまっすぐになり、顔が隠れる。
そしてそのまま海から出ようとすると、近所の子どもと遭遇した。
「ぎゃあああ! 妖怪だー!」
「魍魎だー! 逃げろー!」
子どもたちは燐華さんを見て、すぐに逃げた。
燐華さんは子どもたちを気にせず、砂浜へと向かう。
そして、再び砂浜に座った。
「はっくしょん! はっっっくしょん!」
大きなクシャミを何回かする。
そして、再び酒を飲みながら海を眺め始めた。
その数分後、子どもの通報を受けた警察に声を掛けられ、交番で介抱してもらうのだった。