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5話 港湾都市

第5話港湾都市です。

新キャラクターが2名登場します。


 港湾都市についた僕とライリーであったが、ライりはー船酔いで戻す寸前まで行ったものの何とか耐えた。

船を降りた後しばらく休んで、何とか歩けるぐらいまで回復した。


「すみません…またやってしまいました…」

「別にいいよ、ライリー」

「そうですか、ありがとうございます。ただ、今の状態では護衛の役目を果たせない気がします…」


まだ少し気分が悪い様だけど、船酔いだからしばらく歩いていればよくなるかな。


「今から魚商人の所へ行くけど、僕も初めて来たからよくわからないんだ。地図は描いてもらったけど、この船着き場からだろかなり遠いみたい」


港湾都市は下って来た川を境に2つに分かれていて、北側は貿易が入ってくる商港と商人と政治が中心のエリア。

南は漁港と一般の人が多く住むエリアになっていて、僕たちが目指すのは南のエリア。

ただ、船着き場は北エリア側なので、いったん川を渡らないとならない。

橋は3つかかっているが、船着き場から一番近い橋でも意外と遠い。

時間的にあと数時間で日が暮れてくるけど、まだ宿も確保できてない。

初めて来た街だから南エリアに宿があるのかもよくわからないし、今から魚商人の所へ行っても人がいるのかな。

聞いた話だけど、魚の取引は朝早くというから午後になると人がいないらしいけど、場所だけでも知っておこう。


「ライリー、大丈夫?今から魚商人の所へ行こうと思うけど」

「はい、大丈夫です。しかし、宿の確保を先にした方が良いのではないのでしょうか」

「そうだけど、先に行っておきたいんだ。この時間帯に人がいるかわからないけど、場所だけでも知っておきたいし」

「ブレインがそう言うなら行きましょう」


 ライリーはちょっと不安そうな感じではあるけど、大きな都市で人の往来が多いから宿も多いはず。

街の構造がよくわからないけど、描いてもらった地図を頼りに歩いて行く。

船着き場から橋まではほぼ1本道で迷わず行けた。

川を渡る橋は船を通すため思ったより高いけど、冒険者都市には小さい川だけでこんな大きな橋はないからちょっとはしゃいでしまう。

さらに、橋の上から海が見えたけどこれが海か。


「これが海なんだね」

「ブレインは海を見るのは初めてでしたね」

「うん、僕は内陸育ちだからね」

「わたしの故郷は海に接しているので、夏は家族で海に行ってました」

「うやらましいな。海が塩辛いって本当?」

「はい、本当です。わたしの領地では海水から塩を作っています」

「へえ、そうなんだ。そうか、塩の仕入れルートもつくるといいかも」


 内陸部でも岩塩や塩湖から塩を取っているけど、海の塩は冒険者都市だと珍しいから売れるかも。

塩は何でも同じって思うけど、実は違って料理でも塩を使い分けるというしね。


「海って独特な匂いがするんだね」

「潮の香です。この香りがすると海に来たと感じます」

「潮の香って言うんだ」


どおりで僕が嗅いだことない匂いと思ったら海の匂いだったんだな。


「海を見て嬉しいと思いますが、そろそろ行きましょう」

「そうだね、急がないとね」


 僕たちは橋を渡って南エリアに来たがこちらは地元の人たちが中心となる地区。

通り沿いには店が並んではいるが、食料品や日用品など地元の人相手の店だ。

後は酒場や食事をする店だけど、もしかしてこちらは宿がない?

いや、まだちょっとだけしか歩いてないからきっとあるはず。

今は先に魚商人の所へ向かおう。

港へ行く道も通りから1本で行けるので迷わなかったけど、ただ港に着いた時は誰もいなかった。


「やっぱり、この時間だと誰もいないか…」

「港は朝早いですからね」

「わかってたけど、仕方がないか。ただ、お店の場所だけでも確かめておくよ」


 港の近くに商店が並んでいる所があったので、ここでよさそう。

教えてもらった商店をさがすけど、あった、ここだ。

港湾都市一の魚商人だけあって、立派な建物だったが立派すぎてちょっとたじろんでしまうぐらい。


「思ったより、立派だな…。僕なんかを相手してくれるのかな」

「冒険者都市の商人ギルド長が紹介状を書いてくださったので、大丈夫と思います」

「だとして、不安だな」

「不安なのはわかります。ただ、負けると思ってはいけません。負けると思ったらそこで負けですから」

「確かに、建物だけみて怖気てたらだめだよね」


 ライリーが言う通り、最初から駄目と思ったら駄目だよね。

ギルド長が紹介状を書いてくれたという事は、僕に見込みがあるって事だから自信を持たないと。


「おや、こんな時間に人なんて珍しいね。なんの用かな?」


僕とライリーに50代ぐらいの男性が声をかけてきたけが、なんの用かと聞いてきたので関係者みたい。


「どうも、こんにちは。冒険者都市から来た者ですが、商人ギルドからここを紹介されまして」

「ああ、君がブレイン君か。わたしはこの経営者のディランだ、よろしく」


 まさかここ経営者のディランさんに会えるなんて思わなかった。

事前に僕の事を連絡してあるとは言っていたけど、すぐわかったみたい。


「どうも、ブレインです。こちらは僕の護衛のライリーです。僕の事がよくわかりましたね?」

「冒険者都市からここへ来る人は珍しいからね、すぐわかったよ。ただ、今日は見ての通り店じまいさ」

「はい、魚商人は朝が早いと聞いていたので、場所を確認するために来ました」

「そうか、それならよかった。わたしも今日は魚商人の会合があって今終わった所だよ。本来だったら会う事がなかったから、君は運がいい」

「そうだったんですね」


場所だけ確認するために来たけど、こうしてディランさんに会えたのだから来て正解だった


「せっかく会えたのだから、少し話をしよう。紹介状はもっているんだよね?」

「はい、あります」


僕はディランさんに紹介状を渡す。

ディランさんは一通り目を通す。


「ブレイン君、君の事はわかった。ただ、残念ながらまだ取引はできない」


だめ元で来たけど、やっぱり取引は無理だった。

考えてみたら、まだ店も開いてないし、商売は勉強はしたけど実績がないから仕方がないか。


「そうですか…。まだ、店も持っていませんから仕方がないですね、諦めます」

「いや、話をちゃんと最後まで聞くんだ。わたしは()()と言ったんだ。君はまだ店を持っていないだろ?その状態で取引をしても、魚を卸す事はできないだろ?さらに、魚はちゃんと保管する所を作っておかないとすぐ傷んでしまう。

保管庫は氷の魔法で氷を作り、さらに断熱性を高くしないとならない。ただ、冒険者都市ではノウハウを持った人間がいないだろ?

だから、店を開く時にわたしの所から人を派遣する。なので、店を開く時また連絡して欲しい」

「つまりそれは…」

「君と取引をしたいという事だ。ただ、今回はあくまでも事前の契約であるではあるが。

口約束ではなんだから、ちゃんと契約書を交わそう。書類の作成に少し時間がかかるから・・・3日後ぐらいにまた来てくれたまえ。時間は取引が終わった昼過ぎぐらいに」

「ありがとうございます。僕なんかと取引をしてもらい光栄です」

「こちらも冒険者都市に販路を作りたかった所だったのでよかった。出会えた事に対して、握手をしようではないか」

「はい」


 僕とディランさんは握手交わすが、これは出会いの握手で契約が決まった握手ではない。

ただ、偶然とはいえ、こうして会えてよかった。


「では、わたしは行くのでまた3日後に。ところで、護衛のお嬢さんはライリーっていったが、もしかしてブレイド領出身かな?」

「はい、そうですが…」

「やはりそうか。わたしもブレイド領出身でね、かつてはそこを拠点にして魚の商売をしてたが、漁獲量はやはりこちらの方が多いから移って来たんだ」

「そうなんですね。わたしもお名前は聞いた事が事はありますので」

「ブレイド領はそこそこ名が通ってるからね。今も領主様の所に出入りしている」

「はい、存じております」

「そういえば、君は領主様のご令嬢と同じ名前だね」

「偶然です…」

「そうか、偶然か。年の頃も同じぐらいではあるが、偶然同じ名前なだけか」

「はい…」


 ライリーがブレイド領出身なのは知ってたけど、領主の娘さんと同じ名前だったのか。

ライリーという名前がどれぐらい使われているのかはわからないけど、同じ年齢でも偶然な気もするけど。


「ライリー様は今は冒険者都市で冒険者になっているとも聞きましたが、偶然、同じ名前のお嬢さんが冒険者とはすごい偶然ですな」

「はい…」


 領主の娘さんが冒険者都市で冒険者をやっていると言ってるけど、冒険者都市でブレイド領出身の女性はライリーは他にいない気がする。

もちろん、冒険者全員を知っている訳じゃないけど、ブレイド領出身の冒険者はライリーが初めてって言ってたからもしかして…。

僕は出かけた言葉をぐっとは押さえた。


「この話はここまでにして、わたしもそろそろ本当いかないとならないからね。では、また会おう」

「はい、3日後にお会いしましょう」


ディランさんと別れてたけど、ライリーはあまり浮かないかをしていない。

さっきの話の感じから、多分、そうなんだと思うけどきっと間違いない。

ただ、僕はライリー本人から話までは何も聞かない事にした。


「用事もすんだから、今度は宿を探そうか」

「そうですね…」


 僕たちは橋の通りの方へ戻るけど、大分日が傾いてきた。

そろそろ宿を見つけないと、泊る所がないかも。

夜も暖かい時期になって来たけど、それでも街中で野宿をする訳にはいかないし。

ただ、初めての街だからどこに宿があるかわからないから、聞く事にしたけど意外と人がいない。

また、声をかけても相手をしてくれる人もおらず、仕方がないので店で聞く事にしたけど問題は店で聞く場合、何か買わないとならない。

ただ、こういう時はぼったくらっれる事があるから気を付けないと。


「ライリーの言う通り先に宿を確保しておくべきだったよ」

「こうなってしまったら仕方がありません。今はあの女性に聞いてみましょう」

「そうだね」


僕は野菜を売る店の女性に声をかけた。


「すみません、ちょっといいですか?」

「なんだい?見た感じ、野菜を買いに来たようには見えないけど、観光かい?」

「いえ、魚商との取引の話をしにきたのです」

「そうかい、見た感じ結構若いけど、もう店を持ってるのかい?」

「店はこれからですが、先に取引の約束をしに来ました」

「ほうほう、そうかい。で、相手は?」

「ディランさんのお店です」

「え?本当か?その若さでディランさんとと取引なんて、あんた何者だい」

「ええと、冒険都市から来たのですが、商人ギルドの紹介で」

「本当に何者だい。すごくすぎて、あたしなんかが話してもいい相手じゃなさそうだよ」

「え、そんなにすごいのですか?」


  店の女性が言うにはディランさんと取引したい商人は世界中から来てるけど、商人ギルドの紹介状を持っていても会う事すらできないらしい。

なのに、店をまだ開いてもいない僕が取引の話をすること自体がすごいらしい。


「そんなにすごい人だったのですか?」

「なんだい、知らなかったのかい。すごさは後から分かるはずだよ。で、聞きたい事はなんだい?」


 この辺りに宿があると尋ねたが、どうも南エリアは宿の数が少なく、この時間だと泊まれる所は少ないらしい。

ただ、野菜を卸している知り合いの宿屋があるから一緒に来てくれるらしい。

しかも、野菜を買っても困るだろうから、買わなくても良いしお金もいらないそうだ。


女性について行って何軒かの宿を巡ったけど、残念ながら部屋がなかった。

いや、部屋自体の空きはあったけど、夫婦ではない男女を同じ部屋に泊める訳には行かなった。

他の人との相部屋でも良かったけど、残念ながら女性の泊り客がいないか、居ても断られたので宿泊ができなかった。


「ごめんよ、泊められなくて」

「いえ、先に宿を用意してなかった僕が悪いのです」

「そうかい。こうなったら北エリアの方になるけど、宿は多いがこの時間じゃね」

「そうですか…どうしよう」


僕が考えていると、女性は


「何ならうちへ来なよ。部屋は空いてるから、男女別々で寝れるよ。ただ、長年使ってないから掃除しないとならいけどね」

「いえいえ、泊まれるならお願いしたいです。お金はちゃんと払います」

「別にいいって。こっちがお金を払いたいぐらいだからさ」

「そうですか?」

「まぁ、そっちのお嬢さんも良いならね」


そういえば、ライリーの意思を確かめてなかたt。


「ごめん、ライリー、僕で勝手に決めていたけど、ライリーはどうする?」

「流石に街で野宿する訳には行きませんので、宿泊させてください」

「そうかい、じゃあ、戻って掃除するよ」

「ありがとうございます」


二人でお礼をすると、再び店に戻った。

本来ならば店はもう少し営業してるけど、お客さんもう来ないと言って早めに閉店して部屋の掃除をしてくれた。


「お待たせ、部屋に案内するよ」


2階の部屋に案内されると、思ったよりいい部屋だった。


「元は息子と娘が使っていた部屋でね、2人とも今は家を出ててね。今はあたし1人だよ」

「旦那さんはどうしたのですか?」

「旦那は娘が生まれた頃に死んでね。あたしが1人で店を切り盛りして育てたよ。ああ、昔の話だから気にしないでくれよ。息子も娘もあんたたちより年上だけど、昔を思い出すよ」


 女性は笑って話してるが、なんか悪いかも。

でも、気にしなくてもいいって言うから、ここは話を聞くだけにしよう。


「それじゃ、あたしは食事の準備をするよ。久し振り3人分作るから腕がなるよ」

「え、食事まで用意してくれるのですか?

「もちろんだよ。客人をもてなすのはこの街じゃ当り前だよ。食事を出さなかったら恥をかくのはこっちだよ」

「客人って大袈裟な」

「あたしが泊りなって言ったから、あんたたちは客人だよ」

「それじゃ、お言葉に甘えて…」


僕もライリーもちょっと気が引けたけど、厚意は受け取れってイーサンも言ってたからここは素直に受け取る。

中には悪意のある人もいるけど、僕もパーティーに居る時は色々な人と会ってきたけど、人を見る目はあると思うし

ライリーもきっと勘づくから大丈夫だろう。

ただ、それでも念の為後で話合っておこう。


「それじゃ、あたしは食事の用意をするから下に行くよ。出来たらまた呼ぶからね」


女性が階段を下りて姿が見なくなったのを確認して、ライリーと話し合う。


「ねえ、ライリー、大丈夫と思う?」

「はい、あの方は大丈夫です」

「ならいいけど」

「ただ、少し確信が持てません…」

「え、そうなの?」

「商売をやっている方なので、本心をはっきりだしていないかもしれません。ただ、何かを企んでる感じはないですので、大丈夫とは思います」

「うん、わかった。念のため油断はしないけど、今日は疲れたから少し休もうね」

「そうですね」


 僕とライリーはそれぞれの部屋で休む。

今日は朝が早かったから、ベッドに横になったらうとうとしてきたけど、少し経ったら料理のいい匂いがしてきてどんな料理か楽しみだな。


「食事の用意が出来たから2人とも降りておいで」


女性の声がしたから降りて行ったら、魚の料理と野菜のスープが用意されていた。


「冒険者都市からここへ来たと言から、魚料理を用意したよ。ただ、急だったからね手の込んだものはできなかったから、隣の魚屋から白身魚を分けてもらって、ソテーにしたよ。スープはうちの野菜を使ってるからおいしよ」

「ありがとうございます。それではいただきます」

「いただきます」


出された料理は簡単な物だったけど、味は塩だけではあるけど野菜とソテーしてあって美味しい。

魚の鮮度も海が近いだけあって全く違って、こんなおいしい魚を食べたのははじめた。


「とてもおいしいです」

「ありがとうよ。で。お嬢さんはどうだい」

「はい、とても美味しいです。この魚料理は故郷に居た時以来です」

「そうかい、それは良かった。で、どこの出身だい」

「・・・」

「おや、言いにくいのかい?嫌ならいいんだよ」

「いえ、ブレイド領です」

「ああそうかい、そこなら同じ料理があるからね」

「はい」


ライリーは出身地の事についてちょっと気にしてる感じだけ…僕からは降れないようにしよう。


「ごちそうさまでした、美味しかったです」

「ごちそうさまでした、久しぶりに美味し魚が食べられました」

「それはよったよ。片づけはやっておくから、2人とも今日は寝なよ」

「はい、わかりました」


僕たちは部屋へ戻るが、ベッドに横になると疲れと満腹でそのまま眠ってしまた。



 夜中、階段を上ってくる音がします。

他に人はいないので、きっとあの女性でしょう。

しかし、こんな時間に難でしょう。

念の為、短刀をすぐ手に取れる場所に隠しておいます。

足音が近づいてきますが、私の部屋の前で止まりました。

そして、ドアを開ける音がしましたが部屋に入ってきました。


「こんな時間に悪いね、起きてるかい」

「…はい」


返事をしてしまいましたが、襲うのならばわざわざ聞いてこないの大丈夫でしょう。


「突然ですませんが、あなたはライリーお嬢様ですね」


わたしをお嬢様と呼びましたが、まさかわたしの事を知っている方なのでしょうか?


「なぜわたしをお嬢様と呼ぶのですか?」

「実はわたしは元ブレード家の使用人でした。今はこのような店をやっておりますが、使用人をやめたあと結婚した夫のお店でして。お嬢様が2歳の時に使用人をやめたので、わたしの事はおわかりにならないですが」

「そうだったのですね」


まさかこんな所で元使用人と会うなんて思いもしませんでした。


「でも、なぜわかったのですか?」

「はい、まずはお名前ですね。ライリーという名前は珍しい訳ではありませんが、そうそう聞きませんので。初めは単なる同名かと思いましたが、あの魚のソテーはブレイド家で出していましたが、懐かしいとおっしゃっていましたので、確信しました」

「でも、ライリーと名前は他にもおられますし」

「話し方でわかりますよ」


女性は笑いますが、確かに話し方でわかりますね。


「そうですか、わかってしまったら仕方がないです。わたしはライリー・ブレイドでブレイド男爵家の三女です」

「やはり、そうでしか。小さかったお嬢様がこんなに立派になって」

「わたしもまさか元使用人の家に泊まるとは思ってませんでした」

「わたしもお嬢様でなければ泊めませんでしたよ。夫は亡くなり、子供たちは結婚と商売の修行で家をでていますので、家に他に人がいるのは久しぶりで、嬉しいですよ」

「そうですか、それは良かったです」

「ところで、あの男性は彼氏ですか?」

「え、それは…元仕事仲間で護衛対象です」


わたしはそう言うが、女性は少し笑っているようだ。


「そうですか、そういう事にしておきます。申し遅れましたがわたしはエミリーです」

「エミリーですね、よろしくお願いします」

「あの、何時までこちらに滞在するのですか?良ければその間泊っていてください」

「少なくとも3日はいますが、未定です。しかし、良いのでしょうか?」

「構いせんよ。立派になったお嬢様にお会いできましたし、何より息子と娘が久しぶりに帰ってたようなものです。何より彼氏さんと一緒とは思いませんでした」

「返事はブレインに聞いてからします。あと、彼氏ではありませんので。それに、領主の娘という事はしりませんので」

「そうですか、わかりました。今夜はお疲れの所すみませんでした、それではお休みなさいませ」

「はい、おいやすみなさい」


エミリーが部屋を出て階段を下りて行きましたが、来る時と違って何か嬉しそうです。

しかし、元実家の使用人にで会うとは襲われるれるより予想外の事が起こりました。

多分、ブレインに正体をばらす事は無いと思いますが、彼氏と思われる方が困ります。

ブレインは好きなでは間違いありますが…。

ただ、いくつかはわたしの本当の事を言わないとなりませんが、いつブレインにはなせばいいのか悩みます。

ただ、今夜は疲れましたので眠りにつく事にします。

お読みいただきありがとうございます。


今回で半分以上話が進んでいます。

段々とライリーの方がメインなってきてますがライリーの方がなんか弄りやすいですので。


新登場キャラ紹介

ディラン 55歳

湾都市一の魚商人。

元はブレイド男爵領の魚で仕入れをしていてたが、港湾都市に進出し男爵領の魚の仕入れルートを全て押さえる。

ただし、これは独占ではなく仕入れを一挙にする事で値段を下げるため。

また、冒険者都市との取引先を探している所に冒険者都市よりブレインの事を伝える手紙が届きブレインと会う事を決める。


クロエ 45歳

元ブレイド家の使用人でライリーが2歳の時に使用人をやめている。

現在は港湾都市で八百屋をやっている。

ブレインに宿がないかを尋ねられてたが、その前にライリーと呼んでいるの偶然聞いて

もしかしたらお嬢様ではないかと思い自宅に泊めた。



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@shiizu17

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