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パーティーの中で最弱だった僕は冒険者パーティーを抜けました ~僕を好きな女剣士がついてきました~  作者: しいず
エピローグ

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27話 港湾都市、再び

宿場町をでて、再び港湾都市へ行き、ブレインとライリーはエミリーとデュランに結婚の報告をするのであった。


宿に戻ると疲れからそのまま眠ってしまい、気づいたら朝だった。


「おはよう、ライリー」

「おはようございます」


さわやかな朝であるが、今日からはアンヴィの不安もなくなり安心できる。


「今朝はなにか清々しいですね」

「不安がなくなったからかな」

「そうですね」


僕たちはベッドから出て、廊下に用意されいた水桶で顔を洗ったけどこの時期の水は冷たい。

でも、このおかげですぐに目が覚める。

そして、お互い後ろを向いて着替えると、僕は父さんと母さんの部屋に行く。


「父さんと母さんの部屋に行ってくるよ」

「わたしもご一緒します」

「それじゃ、一緒に行こう」


僕とライリーは父さんと母さんの部屋へ行き、ドアをノックするが返事がない。

僕たちが起きたから、父さんと母さんがまだ寝てるとは思えないからドアを開けてみると

ベッドは綺麗になっていて、父さんと母さんの姿も荷物もなかった。


「どこに行ったんだろう」


僕は気になって部屋に入ると、ベッドの上に


『俺とカロルはブレイドへ戻る。結婚式の日取りが決まったら、教えてくれよ』


と書かれた書置きがあったが、父さんと母さんはブレイド領に戻ったらしい。


「せめて、ちゃんとお別れぐらいしても良かったのに」

「本当に自由なご両親なんですね」

「ただ、自由過ぎてこまるけど、11年も生きてるのを黙ってぐらいだから諦めるよ」

「そうですね」


11年も隠れてた訳だから、今更気にしても仕方がないかな。

それに、生きてる事もわかってわかったし、ブレイド領に居る事もわかったから今は安心できる。


「ブレイン、今日はどうするのですか?」

「港湾都市に向かうよ。デュランさんに僕たちが結婚する事を伝えたいからね」

「わかりました」


僕たちは荷物をまとめて、宿を出るが宿代は父さんが僕たちの分も払ったけど

それと同時に


「お父様からこれを渡してくださいとたのまれましたので」


と封書を渡されたので受けっとた。


「封書の中身は港湾都市のデュランさんに見せてくださいと伝言も頼まれています」


父さんが何故デュランさんと僕の事を知ってるのか気になったが、ルイーズさんが僕たちの後を

つけていたので、ルイーズさんから聞いたのかな。


「わかりました、受け取ります」


僕は封書を受け取ると、宿を後にしたがルイーズさんもすでに宿を立っていた。


 宿場をでて、港湾都市へと向かう。

宿場から港湾都市まで歩いて行くと、何とか1日で到着する距離であるけどつく頃には夜になる。

なので、港湾都市と冒険者都市の中間で、船の中継場所である町まで行ってそこから船で港湾都市へ向かう事にした。

これならば、夕方には港湾都市へ到着できる。


 宿場から町には昼前に到着。そして、運よく昼の船便にすぐ乗る事が出来た。


「最初に乗った時はライリーは船酔いになったね」

「嫌な事を思い出させないでください……。あれは二日酔いと寝不足でしたから」

「ごめん。でも、今度は大丈夫だね」

「はい、今回はこしてブレインと一緒に景色を見らます」


ライリーは僕の方に寄り添って、甲板から景色を見ている。

最初に乗った時と同じ景色だけど、ライリーと一緒に見る景色はまた別のものであった。


港湾都市へ着くと、まずエミリーさんのお店へと向かった。


「エミリーさん、こんにちは」

「おや、あんたたちかい。どうやら、無事にブレイド領に行って来たんだね」

「はい、いろいろありましたが、無事に帰ってきました」


僕はアンヴィの事やライリーと結婚する事をエミリーさんに話した。


「そうですか。それならば、もう隠さない方が良いですね」


エミリーさんの口調が突然変わったけど……なんだろ?


「ブレイン、実はエミリーはわたしの実家の元使用人です」

「え。そうなの!?」


僕は驚いて、変な声がでてしまった。


「隠していてすみませんが、実はブレイド家の元使用人です。

ただ、ライリーお嬢さまが2歳の時にやめましたが」

「そうだったのですね」

「わたしも、以前泊めてもらった時に初めて知りました。

ただ、その時はわたしの事を隠していましたので、お話しませんでした」

「別にいよ。その時はライリーがブレイド領主の娘とは知らなかたし、父さんみたく理由もあるから気にしないよ」

「ありがとうござます」


僕は隠していた事には怒らないし、父さんの事もあるから気にもしない。

でも、エミリーさんがまさかライリーの実家の使用人だったなんて、意外と世界は狭いんだなっと思った。


 この日はエミリーさんの家に泊まる事となったが、その前にデュランさんの商会へ行く。

時間的に商会はもう閉まっているが、もしかしたら以前のようにデュランさんと会えるかと思ったけど

流石に偶然が2度もある訳もなかったので、翌日に再び訪れる事にした。


 この日の夜はエミリーさんがお祝いと言って、高級な魚料理を知り合いの魚さんから買って来てくれた。

魚は塩焼き、フライにしてくれたけど、白身の魚ながらも脂ものっていて美味しい魚であった。

食事の時、お酒も薦めれたけど……ライリーの酒癖を伝えたら「ライリー様はお父様に似たのですね」と言われたけど

エミリーさんもヘンリーさんの酒癖を知っていて、酔うとよく脱いでいたそうだ。

なのでお酒はなしにしたが、それでも料理がとても美味しくて満足した。

ベッドの関係で別々の部屋で眠ったけど、すべてが解決した安心感からいつも以上にぐっすりと眠れた。



 翌朝、デュランさんの商会へ行ってみたが、事前の約束はなかったが僕たちをみて商会の中に入れてくれた。

僕たちはあった事を話して、宿場町の宿で受け取った封書をデュランさんに手渡し中身を読むと


「これはブレイン君の身元証明ですね、ギルド長から聞いていましたが、本当だったのですね」


と言ったけど、封書の中身は僕の身元証明とライリーとの結婚についてだった。

そして、僕がブレイド領の貴族の息子と言う事は冒険者都市の商会ギルド長から言われて知っていた。


「これで安心して、ブレイン君と商売が出来る。そして、ご結婚おめでとございます」

「い、いえ、お構いなく」

「めでたい時は素直に喜んだ方が良いですよ」

「わかりました、ありがとうございます」


僕は言われた通り、素直に喜んだ。


「ブレイド領主様のご親戚と商売が出来るとは、何たる光栄。これでブレイド家とのつながりが更に出来ました」


僕と商売をすると言う事は、ブレイド家との繋がりを持つ事だからデュランさんにも得と言う事になる。

デュランさんはライリーと結婚するとは思ってなかったけど、きっと商人の勘が働いたのだろう。

あと、さらにブレイド家との繋がりができたとも言ってたけど、僕が届けた書状の事かな。


「結婚祝いで何か送りますが……送り先はどこがになります?」

「冒険者都市に戻りますので、借りた部屋にお願いします」

「わかりました。もう、冒険者都市に戻らますか?」

「はい、今日、ここを立ちます」

「わかりました、1週間後ぐらにでもお送りします」


デュランさんが結婚祝いを贈ると言うので、素直に受け取る事にした。


 デュランさんの商会を出て、船着き場に行き、冒険者都市行の船に乗った。

川を上るので、下るよりは時間はかかるがそれでも夕方には冒険者都市に着く。


 この旅で僕は自分に自信が持てた。そして、ライリーと一緒なら困難に打ち勝つかともできるとわかった。

僕はライリーに守れてばかりだったけど、それはライリーが僕を守りた思ったからだ。

守れてばかりと思ったけど、守れるのはそれだけ大事にしていると言事を僕は知ったのであった。

なので、僕は今のままで良いと思った。


「ねえ、ライリー、僕は弱いままでいいかな?」


僕がライリーに聞くと


「ブレインは十分強いですが、戦いにおいては弱いままでいいですよ。だって、わたしが守りますから」


ライリーは笑顔で僕をそう言った。

そして、船は冒険者都市に到着したのであった。

お読みいただきありがとうございます。


今回ですべてが終わり、冒険者都市へと戻りました。

そして、次回最終回です。


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@shiizu17

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