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パーティーの中で最弱だった僕は冒険者パーティーを抜けました ~僕を好きな女剣士がついてきました~  作者: しいず
襲撃者

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23/28

23話 2人の正体

23話です。


フードを被った2人組は僕の両親であった。

ライリーが言ってた事は本当であったが、アンヴィ同様に僕も混乱する。

だって、死んだはずの両親が生きてし、しかも11年間もどこかに隠れていた訳だから

アンヴィじゃなくても、これは驚く。


「今まで……どこにいたんだ……」

「ちょっと、ブレイド領で世話になってた」

「本当はちょっとのつもりだったけど、気づいたら11年も経ってたわね」

「そうだったか……」


アンヴィは両親が死んだと思っていて、探しもしなかったがこれは僕も同じ。


「ブレインの事は以前から俺たちになにかあったら、ヒューゴに保護してもらうと頼んでおいたからな」

「そだけじゃなく、アンヴィに嫌がらせを受けてるからわたしたちに何かあるかもって

伝えておいたから、話もはやかったようだしね」


男性は僕の名前を言うが……もちろん、僕の名前を教えてないから両親である事は確定した。

僕は事件の後ヒューゴさんにすぐ保護されたけど、ヒューゴさんがすぐ火事の現場駆けつけたのは

家が火事になったからでだけではなく、僕を保護しに来たからなのかな。


「ヒューゴの事はすぐわかったが……ブレイド領へ……なぜ行った……」


僕もその事はとても気になる。


「あー、これはブレインに言ってないからなぁ……」


父さんは困っているようだ。


「いい機会だから、話すか。ブレイド領は俺の出身だから、何かと都合が良かった。

もっとも、実家には冒険者になると言って、飛び出したから帰れなかったが

幼馴染のヘンリーに頼んで匿ってもらったんだけど、さすがに領主の所にそのまま転がり込むのは

無理だから、元冒険者の雇われ護衛って言う形で住まわさせてもらった」

「もちろん、ちゃんと護衛としての仕事もしてたわよ」


ちょ、ちょっとまって、ヘンリーさん……つまり、ライリーのお父さんいや、お義父さんと

父さんが幼馴染ってどういうこと!?

もしかして、父さんって……。


「なるほど、そういうことか……」

「でも、流石に11年は長かったか」

「仕方がないわよ、わたしたちが生きてたら、アンヴィがまた手出しするしね」

「でも、代わりにブレインに迷惑をかけたけどな」

「いいじゃない、こうしてこうして倒せたんだから」


結果的には良かったけど、生きてるなら生きてるってちゃんと言ってよ。


「しかし、俺の息子にしては剣がまったくとはな」

「それは意外だったけどね」

「ま、お陰でいい嫁さんに出会えたけどな」

「そうだけど、その話は後にして、アンヴィをどうにかしないと」

「そうだな。道の真ん中に掘っておく訳にいかないしな。アンヴィ、どうして欲しいか言ってみろ」


父さんとがアンヴィにそう言うと


「すまなかった……許してくれ……」


と謝罪をするが、父さんは


「許す訳ないだろ……愚か者め」


と返して、剣を抜く。


「ちょ、ちょっとまてってくれ……」


剣を抜いた父さんをみて、流石に慌てたようだけど父さんは剣を下に向けていつでも刺せるように。


「さっき話を聞いたが、楽にして欲しいと言ったよな?だからしてやるよ」

「あ、あれは……」


アンヴィが答える前に、父さんの剣が下ろされた……剣はアンヴィの寸前で止まった。


「ひぃ……」


アンヴィは情けない声を出す。


「本当はこのままと息の根を止めてもいいが、親子ともども甘くて」


父さんはそう言って、剣を収める。


「ああ……本当に……親子ともども甘いな!」


アンヴィはそう言って力を振り絞って立ち上がる。

そして、楽にしてくれと言う言葉と裏腹に、父さんに向かって行ったが足を引きずって動きはかなり遅い。


「おい、その傷で無理しても勝てないぞ」

「そんな事わかってる……わかってるが、一矢報いるためだ!」


アンヴィはそう言うが、剣も握っておらず素手で殴るにもそんな力はないと思う。


「まったく、言ってる事と動きが全くあってないぞ」


父さんはそう言って、ため息をつくがアンヴィはよろけながら父さんぬどんどん向かって行くが

父さんはじりじりと崖の方へ動いているが、あえてだろうか。



「アンヴィ、無駄な事はよせ。魔法と薬で治療をすれば傷は治る。

それに、事件はもう時効だ。俺たちを殺しても無意味だ」


父さんはそういうが、アンヴィはよろけながらも父さんへ向かうのをやめない。

そして、アンヴィは父さんの間近にまできて襲おうとするが、こんな状態のなら簡単に避けれる。


「おい、諦めろよ。俺が避けたらそのまま崖底だぞ」

「か、構わん……お前を道ずれにするだけだ……」

「そんな状態で道ずれなんて無理だ」

「や、やってみなければ……わからない……それに……こいつで刺せば……」


ファンヴィは刺さっていた短剣を抜いて父さんぬ向かていくが……

結果は言うまでもなく、父さんは身体を翻し持っていた短剣を叩き落す。

しかし、それでもアンヴィは諦めずに体を回転させるが、短剣を抜いた事による出血のためなのか

意識が朦朧としたらしく、後ろにふらついたと思ったらそのまま足を踏み外し

アンヴィはそのまま崖下へと消えて行ったのであった。


「だから言わんこっちゃない……」


父さんは目を手で覆うが、アンヴィは声すらださない。

そして、あまりにも深い谷なのでアンヴィが落ちた音も聞こえない。

ただ、かすかに水音が谷に反響して聞こえた気がするけど……気のせいかもしれない。


「こんな結末であったが……一応、終わったか」


父さんはため息をつくが、ほっとしたのか肩を下ろす。

そして、母さんは落ちた短剣をライリーに手渡したので。


「これは返しておくわね。ブレイド家の紋章が入った大事な短剣でしょ」

「あ、ありがとうございます」

「そんなに緊張しないでって言っても無理よね。まずはちゃんと自己紹介するけど

ブレインの母親のカロルです、よろしくね」

「は、はい」

「俺はブレインの父親のアレクシだ。あと、ヘンリーの幼馴染でもある」

「は、はい……」


ライリーはあまりの事で言葉が出ないが、これは僕も同じ。


「父さん、母さん、色々聞きたい事があるけど……ここではなんだから、とりあえず峠を下りた

宿場なり、村なりで詳しく聞かせてよ」

「そうだな。11年も隠れてたから、ちゃんと話さないといけないな」

「そうえね。あと、こっちもライリーちゃんに聞きた事があるしね」


母さんは手をパンと言わせて笑うけど、これは母さんの癖であると共に

あれこれ聞きたいときにする仕草でもあるが、これをした時はあまりいい事がない。


「あと、ルイーズも呼んでこないとな。しかし、ルイーズもドジな所があるからな」

「父さんはルイーズさんと……知り合いだよね」

「同じブレイド家にやとわれた身だからな。知り合ったのは匿ってもらってからだけどな」

「この事も後で話すとして、冷えて来たし、ルイーズちゃんにも終わったって教えてあげないとね」

「それじゃ、僕が行ってくる」

「わたしも」ご一緒します」

「それじゃお願いね」

「頼んだぞ」


僕とライリーはルイーズさんに終わった事と教えにいくが、感動の再会と言いたいか

父さんと母さんの性格上、そうはならないとわかっていたけど、なんか複雑。

あと、ライリーも戸惑っている表情をしている。


「あんな両親でごめん」

「いえ、構いません。ただ、色々と驚きましたが……ブレインの方が驚いていますよね」

「驚いてはいるけど、父さんと母さんらしいと言えばらしいけど。ただ、父さんが

ブレイド領主出身でヘンリーさんの幼馴染とは思わなかったけど……」


父さんの実家どころかどこの出身かも教えてくれなかったけど、教えてくれなかった訳はわかった。

ヘンリーさん……つまり、お義父さんと幼馴染と言う事は元はそれなりの身分の貴族と言う事。

貴族の子息令嬢が冒険者になるのは珍しい事じゃないけど……余程の訳があるけどこれも後で聞こう。


「だからお父様はブレインとの結婚を認めたと思います」

「確かに、あっさりと認めてくれた理由がわかったかな」


僕とライリーの結婚をあっさり認めたのは父さんのお陰でだったと思うけどこれも後で聞こう。


僕とライリーはルイーズさんが休んでいる岩陰にくると、終わった事を報告をした。


「そうか、そんな最期だったけど、あの男の最期はらしいといえばらしいけど」

「事故みたい物ですが、ちゃんと治療をすれば確かったはずです」

「そうだとしても、もう罪に問われないし、ブレイン君のご両親が生きてるとわかったら

また襲う期を狙ってたと思うから、これでいいんだよ。

それに、安心してライリーの花嫁姿をみられるからね」

「そ、そうですね……」


ライリーはルイーズさんに言われて、顔が赤くなるが僕も安心してライリーの花嫁姿が見らる。


「大分冷えて来たと思いますので、僕の両親と峠をおりましょう。それに、色々聞きたい事もありますし」

「そうだね。ブレイン君は色々聞きたい事があるしね」

「師匠、歩けますか?」

「普通に歩く分にはなんとかだけど、ダメだったら肩を貸してね」

「はい、はいその時は……」


僕は返事をしようとしたら、ライリーが指で口を押えたたけどすこし頬が膨れていた。


「いくら師匠でも……わたしの前でお義母様以外の女性とくっつくのは嫌です……」

「おや、感情を表にあまりださないライリーちゃんが嫉妬なんて、いい物を見れたわ。

長生きしててよかったわよ」

「師匠はそれほど長生きしてないです」

「もう、冗談だけど、ライリーがブレイン君を大好きな事はわかったよ。それじゃ行こう」

「そうですね、行きましょう。両親を待たせてますし」


僕たちは両親の元へ戻ったが、ライリーは僕の腕を子供のみたくしがみついていた。



お読みいただきありがとうございます。


今回で峠での出来ことは解決します。

一番の問題だったアンヴィの最期でしたが、こんな形でありますが

当初はブレインの両親が故意に崖に落とす流れでしたが、流石にこれは違うと思いましたので

アンヴィが自分から落下する格好にしました。

次から完結に向けてのまとめに入っていきます。


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@shiizu17

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