第3話
どうも、ゼファー・クリミナルドです。今日から魔法の修行が始まる。3歳から魔法を使っていたがどちらかといえば遊んでいるといった感じが強かった。とりあえず庭に母さんが来るまでは体の中で魔力をぐるぐると回していようと思う。
「遅くなってごめんなさい。だいぶスムーズに魔力を動かせるようになったわね」
少しすると母さんがやってきた。魔力の動きがわかるのか聞くと、
「ええ。近くにいれば魔力の動きがわかるようになるわ。そこまでスムーズに魔力を動かせるのは毎日頑張っていたからよ」
褒められた。いくつになっても褒められるのはうれしいものである。5歳だけど。
「まずはお手本を見せるから真似して魔法を使ってみなさい」
いきなりである。なんか使い方のコツとかないか聞いてみると
「ないわ。魔法はイメージが重要。人それぞれでイメージのしやすい形が違うわ」
とのことである。確かに球一つでも野球ボールからバスケットボールでだいぶ大きさが違うからな。
「他にはないわね。それじゃあ火魔法のファイアーボールから順に見せていくわ」
ファイアーボール?と聞くと、
「魔法の名前よ。そうしたほうが魔法のイメージがしやすいのよ」
そう言ってそれぞれのボールの魔法をゆっくりと見せていった。
「ああそれから最初のうちは魔力切れを起こさないように魔力を少なくして小さくボールを作りなさい。そうすればたくさん魔法の練習ができるわ。それじゃあ後は頑張りなさい」
見せ終わった後に突然そう言って家に帰っていった。相変わらずの放任主義である。まあ変なことはしないと信頼されていると思おう。とりあえず限界まで魔力を使った後は本を読んで勉強しよう。そう思って危なくないウォーターボールから魔法を使っていった。




