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8話 メアリーちゃんの屋敷

評価やブクマありがとうございます!

「ここで良いのかな?」


明らかに高級そうな家が沢山あって凄い場違いな場所に来てる


地図にクロフォード家って書いてあるから多分合っていると思うんだけど大きな屋敷で門番さんもいるし


「ん?あの飛竜を連れた少女は…シオリか?」


門番の人が話しかけてきた、どこかで聴いた事のある声なんだけど…あっ!あの時街まで送ってくれた女騎士さん!


女騎士さんがいるならここってメアリーちゃんの家?クロフォード家…あっメアリーちゃんの本名メアリー・クロフォードだ!思い出した!


「女騎士さんえっと、呼ばれたのって私でよかったんだよね?」


「ああ、昨日の魔物の親玉を倒したのもシオリと聞いている、またメアリーお嬢様を、そして街を守ってくれて感謝する」


そう言って女騎士さんは私に頭を下げてくる


「キュー!」


「おお、キュー、君も相変わらず美しい翼だな」


キューちゃんも喜んで私の上を飛び回る


「シオリ!待ってたわ!」


門の前で女騎士さんと話していると屋敷の扉がガチャリと開きメアリーちゃんが飛び出してきた


とても綺麗なドレスを着ていてほんとにお嬢様って感じ


「わわ、メアリーちゃん数日ぶりだね」


「街のことで今日と明日はお父様がいないの、だからシオリを呼んじゃった!ふふ、私って悪い子ね」


メアリーちゃんは私の手を取って微笑む


「メアリーお嬢様、こんなところではなくお部屋に連れて行ってはどうですか?」


「そうね!シオリ、私の部屋に行きましょう」


「え、あ、うん」


私は手を引かれて誘われるがままに屋敷の中へと連れて行かれた


「さっそくで悪いんだけど…シオリの事もふもふさせて!」


「ふぇ?!私を?!えっと…メアリーちゃんならいいよ」


私は尻尾をメアリーちゃんの方にちょこんと向けて頭を下げて耳をぴこぴこ動かした


「ふ、ふふ、尻尾もふもふ耳サラサラお肌もすべすべでシオリの抱き心地は最高ね、実は前にもふもふさせてもらってから癖になっちゃってもうシオリ無しでは生きられないかも」


メアリーちゃん?!表情が怖いよ!


「ヒッ…ふにゃっ!はぁーはぁー…ちょっと、メアリーちゃん?ふぅーもうちょっとゆっくり…ひーふぅー」


我を忘れて触りまくるメアリーはシオリの声など届いておらず問答無用で触りまくる


「あっ…んっ…!はぁ、はぁ、…ほ、本当に、なんか、おかしな、んっ…!気分、に、なっ…」


なんか、変な声が出ちゃっ…!


怪しげな雰囲気がするが幼いシオリには理解できず今はただ声を抑えて全身にくるザワザワ感や気持ちよさに耐えるしか無かった


「ふぅー…はぁー…」


「ごめんなさい、ちょっと気合入りすぎちゃったわ」


私は力なくメアリーちゃんのベッドに横たわっていた


コンコン


「失礼します、メアリーお嬢様、お稽古のお時間です」


待っていたかのようなタイミングで使用人?メイドさん?が入ってきた、もしかして声聞かれてた?!


「あら、もうそんな時間…」


「お稽古?何するのかわからないけど私は今動けないから…はぁ…私のことは気にしないで…」


うん、本当に動けないの


「ごめんなさい、シオリは自由にしててね、行ってくるわ」


ガチャリとメイドさんとメアリーちゃんが部屋から出て行く


「そういえばキューちゃんは女騎士さんの所に行ってたけどどうしてるかなぁ」


身体がうごけるようになったら行こうっと


そして数十分後


「えっと、どこが出口?」


メアリーちゃんの部屋から出たは良いんだけど屋敷が広すぎて今どこにいるのかも分からない


「あっ!こういう時こそ地図だね!」


メアリーちゃんの屋敷を拡大して…よし!家の構造までしっかり載ってるし現在地も分かる!


んーと、キューちゃんと女騎士さんは屋敷の庭にいるみたいだね


この地図一度見た人を思い浮かべるとその人が表示されるっぽい


「ふむ、君は実に興味深いな、見た目固そうな鱗なのに何故か触るとふかふかだ」


「キュー?」


女の人の膝の上にキューちゃんが寝ているけどあの人誰だろう?地図に女騎士さんって書いてあるし多分鎧を外したのかな?


「女騎士さんー!キューちゃん!」


私が声を上げて手を振ると女騎士さんが気づいたようで私に手を振り返していた


「シオリ、メアリーお嬢様とはいいのか?」


「なんかお稽古だって!」


「そういえばもう稽古の時間だったか、ところで鎧を脱いでるのによく私だとわかったな」


「んーキューちゃんも居たし雰囲気が女騎士さんだったよ?」


本当は地図に載ってたから分かったけどこの地図ってとても珍しくっぽいからこういうのはあんまり見せびらかさない方がいい気がする


「ちょっと聞きたかったんだけどメアリーちゃんのお稽古って何やってるの?」


「ん?ああ、魔法の修行だよ、メアリーお嬢様は将来有望な魔法の使い手でなメアリーお嬢様のお母様は現役の宮廷魔術師でメアリーお嬢様の師匠だ」


「へー、私も魔法って使えるのかなぁ…」


ちょっと使ってみたいと思っちゃうのは前世でゲームやアニメを見てきたせいだと思う、一応召喚魔法?は使えるけどなんかあれ想像したものがパッと出るから魔法使ってる感じしないんだよねー


「魔力があるなら魔法は使えるぞ」


「ほんと!?なら私にも魔法が!」


喜んでいる私に女騎士さんはこういった


「ただ学園で学ぶか魔法の師匠を見つけて教えてもらうかしないと覚えられないと聞いたぞ」


「そうなの?」


そういうと女騎士さんは丁寧に説明してくれた


魔法を使うには13歳から入れる王立魔法学園で学ぶもしくは上級魔法を使える者に師匠として教えてもらうかしないと魔法が使えないらしい


学校かー、ちょっと行ってみたいかもだけどあと1年待たないと入れないのかぁ…あとお勉強もいるね


「私が知っているのはここまでだな、後はそうだな魔法の属性適正か」


魔法には属性があって炎、水、風、闇、光がある


基本1つの属性しか適正は無いらしいがたまに2つ、3つの適正持ちが居る


大体は属性適正は遺伝する


「メアリーお嬢様はお母様と同じで炎魔法だ」


「へー、じゃあ私が魔法を使うにはまだまだ先って感じかなぁ」


師匠になってくれる人がいたらもっと早いかもだけどそんな上手くいかないと思うしね


「確かシオリは12歳だったか?1年後学園に入るならメアリーお嬢様が喜ぶと思うぞ」


「メアリーちゃんは学園に通ってるんだ、なら入ってみようかな?1年後だけど」


グー


「あっ…」


すでに周りは暗く私は気づかないうちにお腹が空いていたみたい


お腹が鳴る音がした、恥ずかしい


「そういえばそろそろ夕食の時間か、お嬢様もお稽古が終わる頃だし中に入るか」


私は女騎士さんに食堂に連れて行ってもらった

師匠はちゃんと登場する予定です

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