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5話 次の目的地へ

今回短めなので閑話のようなものを明日にでも投稿します

「キューちゃんどこ行ったのー!」


人混みをかき分けてキューちゃんを探す


なんか宴会?みたいな場所まで来ちゃった


「キュー!」


やっと見つけたと思ったらキューちゃんはイカの足っぽい良い匂いのするものをパクパクと勢いよく食べていた


「やっぱりシオリの飛竜よね?さっきぶりね」


「朝いきなり現れた魔女のお姉さん!」


キューちゃんの隣でイカを食べている魔女のお姉さんがいた


うぅ…さっきご飯食べたばっかりなのにお腹空いてきた


「こんな街中で攻撃はやめてほしいわね、人の目もあるしね…精霊くん」


私の後ろを見るとネオくんがすでに攻撃寸前まで根っこを伸ばして警戒していた


「――なんで僕の姿が見えるかなぁ…今はシオリにしか見えないようにしているのに」


ネオくんそんなこと出来たんだ


「さすがの私でも精霊をはっきりと見ることは無理よ?ぼんやりと魔力の塊みたいなものが見えるだけね」


「ネオくん、このお姉さんは多分悪い人じゃないからそんな警戒しなくて大丈夫だと思うよ?」


私がそう言うとネオくんは根っこをしまってくれた


「シオリがこう言ってるから何もしないけどもしシオリに危害を加えようとしたらここが街だろうが攻撃するから」


「あらあら、怖いわね。ところでシオリはこのクラーケン食べるかしら?」


「食べる!」


ずっとずーっと良い匂いがしてて我慢してたんだよ!


「ほら隣の席に用意してあげるから座って…そこの精霊くんはどう?」


「僕は水しか飲まないから」


なんかお水しかいらないって大変だよね、美味しい食べ物が食べられないなんて私は嫌だな


「あらそう…精霊ってのも大変なのね」


魔女のお姉さんは席を立ってイカの醤油焼きみたいなものを持ってきてくれた


「ほら、たくさんあるから遠慮なく食べなさい」


「うん!いただきます!」


私はフォークを手に取ってイカを食べる


「――ます…ね」


「美味しい!」


魔女のお姉さんが何か言っていた気がするけど私はイカに夢中だったため聞いていなかった


◆◇◆


「それじゃ私は王都に帰るわ、シオリたちはどうする?王都まで連れて行っても良いわよ?」


王都かー、魔法学園に通う為に一年後には行くつもりだけど今はネオくんとの約束があるから行けないなぁ


「私はこれから獣人族の国に行くから…」


「獣人族の国と言ったらスワラートね。流石の私でもあの距離をテレポートは片道しか無理だから送れないわ」


地図を見る限りすごく遠そうだもんね、でも片道なら出来るんだ…すごい


「私は旅の道のりも楽しむから平気だよ!王都には一年後に行くよ」


「そう?じゃあ一年後に王都で待ってるわね、更なる成長を期待しているわ…そこの精霊くんと飛竜ちゃんもね」


「一年後にはもう僕の姿なんて見えなくなるかもね」


「キューキュー!」


魔女のお姉さんはそう言って前と同じように目の前から消えていった


「じゃあ私たちもスワラート?だったけ?そこに向かってしゅっぱーつ!」


「キュー!」


「シオリはいつも通り楽しそうだね」


私の横を並んで歩くネオくんが笑う


「旅はいつでも楽しくなくちゃね!道のりは長いんだし」


ネオくんの手を握って私は走り出した

第二章は次回で終わりです

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