あだ名
その次の日、私が家に帰ると、家が飾り付けされていた。
「な、なにこれ、、、」
「あ、おかえりー。」
「いやおかえりーじゃなくて、これはなんですか。」
「ふっよくぞ聞いてくれました!只今より、第一回あだ名決め会を始めようと思います!」
そう幽霊が言うと、私の真上でクラッカーが盛大にぶちまけられた。
「じゃあ、まず君のあだ名からねー。うーんとーみーちゃん!ね、いいよねみーちゃんって!いいでしょ!
みーちゃ、、、」
「次みーちゃんっていったら除霊してもらうねっ!」
「はい、すいません。」
「ちなみに、私あんたのあだ名もう決めてあるから。」
「えっ!どんなの?かっこいい?」
「うん!すっごくかっこいいよっ!」
「教えて!」
「ルーレット!」
「は?」
「いや、だからルーレットって言ってんじゃん。かっこいいでしょ。ルー・レッ・ト・!」
「あ、あの~そこはせめて、略してルーレッとかにしてもらえないっすか。」
「なんすかその略。じゃあ、ルーは?ルーレットからとってルー。」
「えっ!それがいい!ルーレットのルー!」
「いやあんた幽霊のルーだから。元忘れちゃダメだって。」
「るんるん!」
「聞いてないっ!」