契約
「俺はこの世に未練を残した幽霊さ。」
「え、、、何それ決めたつもり?全然かっこよくないけど。」
「うっ!ぐぁっ!」
「ダメージ受けやすっ!あの、真面目にお願いします。マジで。」
「あ、はい。かくかくしかじか@:*+・!?。、」
「はいはい。」
えっと、この幽霊は、過去に未練を残していて、この世をさまよっていたら、何回も除霊されかけたそう。
それで、50回目の除霊の時にたまたま散歩で通りかかった神様に出会い、私の所に行けと言われたそうで。
うんうん。なるほど。で、
「一体私があなたになにをしたというんですか?何で私のとこに来たんですか?」
「えっと、あの、これには深いわけが、、、」
「じゃあ、教えてください。その深ーいわけを。」
「えーっと」
「まさかルーレットとかじゃないよね。冗談だけど。」
「・・・あはは。」
「当たりじゃねーかおい。え?ルーレット?今の霊界どうなってんの?」
「し、進化したんだよ!」
「なにその進化。見たことも聞いたこともないんだけど。」
「ま、まぁとにかく、君には俺が成仏する手つd、、、」
「お断りします。私、そんなことしてる暇ないんです。お母さんが入院して、お金が一気になくなったか
ら生活するために働いてるので。しょうがないです。」
「う~ん。でも、ルーレットで決まったことだし、、、」
「どんだけすごいの。そのルーレット。・・・まぁいいや。お金も、ぎりぎりってわけじゃないし。」
「え?マジで?」
「ただし、1つお願い。あんたを成仏させたら、私の願いをかなえること。」
「おっけー」
「かるっ。」
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