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転生したら狼になってた  作者: 白黒
第二章
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第七話 依頼達成

ノールと一緒に門の前に行ったら兵士にめっちゃ見られた・・・。


何で?俺何もしてないはずだけど?


無事、門を通過することが出来た。


ギルドの扉を開くと一斉に視線がこっちに向く。


が、すぐに戻り、話や食事が再開される。


入口につっかえることなく入ることが出来た。


そのまま俺とノールは受付まで俺の背中に凍った兎を乗せたまま行った。


「えぇっと、依頼は、ホーンラビットの討伐ですね」

「それは良いんですが、その、なんでホーンラビットが凍ってるんでしょうか?」

「致命傷は矢であることで間違いは無いんですが、どうやって凍らせたんでしょうか?」

「それ、答えないとダメ?」


ノールが困り顔で聞き返す。俺としては出来れば言いたくない、面倒な事になりそうだから。


「可能であればお願いします」

「う~ん、シロいいよね?」


ここで俺に振るのか・・・。


「あの、どうしてそこで貴方の契約獣が出てくるのですか?」

「凍らせたのはシロだから」

「はい!?」


受付がすっとんきょうな声を上げ俺を凝視してくる。


「と、兎に角査定させていただきますので、この氷を解除していただけますか?」

「あぁ、それと、血抜きはしてありますか?」

「一応やってはいるけど、シロが一気に凍らせちゃったからしっかり出来てないかも」

「もし、血が抜けてなくて解除しちゃったらこの机の上が血だらけになっちゃうよ?」

「えっと、それはどう言う意味でしょうか?」

「この氷を解除すると凍った血も一緒に元に戻っちゃうみたい」

「そ、そうですか。ではお手数ですが、解体場の方まで運んでいただけますか?」

「解体場までは私が案内しますので」


そう言いすぐ隣の倉庫みたいな場所に入って行った。


「此処が解体場です」

「本来、ここはワイバーンなどの大きなものを解体する場所なのですが、今回は数が多いのと血抜き未確認の為ここに来てもらいました」

「では、あそこの作業台の上に置いてから解除をお願いします」


そう言い、受付は巨大台を指さす。

ホーンラビットの死骸の山を台の上に乗せ、念のためにノールと受付の人を遠くに行かせ解除した。

解除と同時に、一気にホーンラビットの死骸の山が崩落した。


「うわぁ……」


やばい、受付の人がめっちゃ引いてる・・・。


「えっと、取り合えず査定してしまうのでお呼びするまでギルドの中に居ていただけますか?」

「うん、わかったよ」

「多分十分も掛からないと思うので、と言うか掛からないようにしますので」

「終わったら受付で呼びますので受付に来てください」


十分後……。


するとさっきの人が来て、受付に来るように言われた。


「お待たせ致しました。査定が終わりましたので依頼完了です」

「それでは、依頼料の方をお渡しします」

「ホーンラビット一匹が銅貨一枚なので、合計で銀貨五枚と銅貨八枚になります」


「確認をお願いします」


銅貨十枚で銀貨一枚になるのか。

いまいち物価がわからない……。

ノールが銀貨五枚と銅貨八枚を受付嬢から受け取ったのを確認し出口に向かって歩き出す。

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[気になる点] ホーンラビットがホーン雷ビットになってる
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