第一話 真っ白な空間と自称神様と光球
『真っ白だな…』
俺、白神黒斗は真っ白な空間に居た。
『あれ?なんでこんなところに居るんだっけ?』
『え~っと確か…あ……』
この瞬間、すべてを思い出した。
『俺は…死んだのか?』
≪うん……そうみたいね≫
『って誰だ!?』
そこには真っ白な服を着た一人の少女?が目の前に立っていた。
≪初めまして、白神黒斗君。私は世間一般的に神様と言われてる者よ≫
『……ちょっと何言ってるかわからない』
≪……え!?≫
≪何それ酷い!!≫
『いや~、だって急に出てきて私は神様ですって言われたってなぁ……?』
≪…まぁいいわ。さっき思い出したと思うけど君は死んだわ、車に撥ねられて≫
≪本来だったら冥界に行って輪廻の輪に乗るはずだったんだけど、何かの手違いで私の元に来ちゃったみたいね≫
≪もう送り返せないし……君には私が治める内の一つの世界転生して貰うね?≫
≪それと…よし、大体こんな感じね!≫
≪それじゃぁ…後はこの二つの光球だけね≫
自称神様の近くに白色と黒色の掌サイズの二つの光球が浮かんでいる。
……何する気だ?、この自称神様は?などと思っていると、その二つの球体を手に持ち俺に叩き込んできた。それと同時に強烈な眠気に襲われ、そのまま意識を手放してしまった。
……この自称神様め…今度会ったら覚えとけ!!