ゲタバコ戦闘団
ゲタバコ。
---う~む、このハンドルネームは女の子にはちょっとアレだな。
「いいの、気に入ってんだから」
---まぁ本人がそう言うんだ、良しとしよう。
「それよりその神様がわたしにゲームをやらせるってどういうこと?」
---それは…
神様は軽く右手を挙げて、少し間を置いた。
---来たな。こっちだ。
ん??誰に言ってんの?
わたしと神様のいる処は何もないけどなんかありそうな空間。
突然その一角がなんというか少し震えたかと思うと2人連れの男の子が2組出てきた。
ぶお~んって感じ。
よっくみると2人組の片方は神様だった。
つまり今ここには神様+1人のペアが3組いるってことになる。
3つ子なんかな~っなんとなく違う気がする~。とか考えてると、おもむろに神様’Sの3人は歩み寄り…
おひょ~!合体したっ!。
---あぁ、今のはわたしの分身体だ。といってもどれも違いはなくてね。優劣は一切ない同一体だった。
なんか説明始めたし…。
---さてさて3人揃った処で詳しい説明を始めるが…そうだな君たちは初対面だな?。
2人の男の子の顔を見るが確かに見た事の無い顔だ。
1人はわたしと同じアジア系の顔立ちでもう1人は白人っぽいとしか分からない。
そんでもって…いや~眼福っていうの?なんか2人とも男前なんですけどw。
---ではお互いに自己紹介をしたまえ。
「えええ!初対面の相手に個人情報を開示しろっての?なんぼイケメンでもそれは無い」
---ふむ?さっきはわたしにそうしろと言っていたではないか?
「あなたは神様で、わたしらはヒトでしょ?立場ってもんが違うよ」
そうか。それならばわたしが代わりに展開してやろう。的確にな。
「まったまった!何言ってんの?バッカじゃない!わたしはイヤだって言ってんのよ!」
---大丈夫だ。まかせたまえ。
ダメだこいつ。ひとの話を聞いちゃいねぇ(汁)。
---先ずは紅一点、こちらの女性は「ゲタバコ」。只今ランキング1位に君臨している最強のコマンダーだ。
ん、なんだ?それって…。
---お次はこちらの彼。ネーム「半チョーカー」。あの世界でのランキングは現在2位。
これはアジア系の彼。
---最後に「スニーカー」ランキング3位につけている。
「なんと、ゲタバコに半チョーカー?」こっちがスニーカー。
「そうか世界侵略大戦のランキング上位の3人か」そんでもってこれが半チョーカー。
「つか1位のゲタバコって女なのか!」がっくりとうなだれる野郎2人。お?なんだ?
---察しが良くって助かるよ。誰かと違って。
うおぃ
「で、この世界の姿がそのままゲームになったのがあの“世界侵略大戦”ってことか」
---いかにも。今は一旦時間を止めてあるがね。
「なんで?」
---この世界の創造者は確かにわたしで、この世界に対しては製造者権限でなんでもできる。…ハズだったのが…
「できなくなっちゃったの?」
---左様。