修羅の道を。
愚痴のように書いたものです。
いつからだろう。
こんなにも何かを願い、欲し、足りないと思ったのは。
俺の日常には何かが足りない。
俺には何かが足りない。
何が足りないか明確にはわからない。
だが、足りない。
俺が憧れたものと比べて圧倒的に足らない。
だからこそ、より強く求めるのだろう。
だからこそ、苦しむのだろう。
誰もが理想と現実のギャップに苦しむのかもしれない。
だが、ほとんどの人は諦めた。
それが大人になるということなのだろうと周りは言う。
その言葉が気に食わないのは、俺が子供だからだろうか。
それとも、諦めなかった故だろうか。、
わからない。
だが、この道を歩み続ける限り、その苦しみや侮蔑に近いものは無くならないだろう。
理想と現実のギャップに苦しみ。
一時的処置も存在しない。
報われる方法は辿り着くことだけだ。
けど、そのたどり着いた先に幸福なんて約束されていない。
この道は一種の修羅の道なのかもしれない。
誰もが避けてきた、修羅の道。
だがそれでも。
共に歩むものすら存在しないけれど。
それでも理想だけを抱いてこの道を歩もう。
たとえこの先が地獄で終着点など存在しなくとも。
今まで書いてきた小説とは違う感じのものになりましたね。感想等、お待ちしております。