第2話~変化~2
じっちゃん
「バカもん!!
あの番組は
実際に怪人を町で
みかけても
パニックにならずにすむように
心構えをするための
番組じゃ
よいかルイ
この世に
悪が目覚めた
ヤツを倒さねば
この日本は
大変な事に
なってしまう!!
一刻も早くヤツを
見つけ出し
封印してしまうのじゃ〜!!」
ルイ
「じっちゃん
言ってる事が
いまいちわからん
そんな悪い奴なら
警察に言えばええし
それにそいつが
どこにいるのか
日本中を探すにも
無理がある
だいいちなんで
戦うのが俺なん?」
じっちゃん
「警察には無理じゃ
相手が強すぎる
居場所は簡単じゃ!!
この加古川市の中に
封じ込めとる
お前の戦う
理由それは…
さだめじゃ〜!!」
ルイ
「加古川市の中に?なんで?
どうやって?」
じっちゃん
「わしが加古川市に
結界を張った!!
わしらの祖先は
陰陽道の
血を受け継ぐもじゃ
でもこの事は
世間には
秘密にして
おかねばならん
この力が
悪用されれば
日本は大変な事に
なってしまからのう〜
…わしは結界を
張るのは得意じゃが
戦いは向いとらん…
だからこそ
ルイ!!
お前の力が
必要なのだ
そのために
山に登り足腰をきたえさせ
睡眠学習で戦術と
呪術を教えておいた
さぁ〜行けルイ!!
行って日本の
いや加古川の
未来を守のじゃ〜!!」
ルイ
「…あぁ〜
…やっぱりボケたか…
じっちゃん…
まぁ…とにかく
変身?…してみるわ
それで気がすむなら…
こうやね…
変身!!」
…何も起きなかった…
ルイ
「…ね
…じっちゃん
やっぱり
俺をからかった
だけやんな!!
…おかしいやろ〜
変身なんて…
出来るわけないやん」
じっちゃん
「ま…まてまて
なになに?
…おぉ〜コレじゃ!!
この靴下をはけ!!
この靴下から
大地の気を集め
変身エネルギーに
変えると書いてある」
ルイ
「…まだいうか
はいはい
…こんな靴下で
何が変わるねん
…はい
はいたよ
…で
こうやって
変身…と
…じっちゃん
これで気が済んだ?」
じっちゃん
「おぉ〜!!」
ルイ
「…なに?」
じっちゃん
「ルイ!!
鏡を見てみろ!」
ルイ
「鏡?
わ〜!!
なにこれ〜?
変身…してもた〜!
じっちゃん!!
どうしよ〜!」
じっちゃん
「だから言ったやろ!
年寄りの言うことは
聞くもんじゃ!!」
ルイ
「ご…ごめん」
じっちゃん
「わかったら
さっさと行け!!
結界に強く触れた
反応があった!
奴が動き出した
証拠じゃ」