第9話~疑心~5
アイセ
「…でかい!
そして
どう見ても青い!
これが…
本当に幻覚なのか?」
アイセはタケルや
陵の言葉を
思い出していた
そして袋から『弓』
の玉を出し
ベルトにセットした
まずは頭を狙い
鬼の頭に矢を3本打ち込んだ
鬼は矢に向かい
口から炎を吐き
矢を燃やしつくした
アイセ
「やっぱりダメか…
…あれ?」
ふと見ると
鬼の炎で
燃やされたはずの
矢が3本とも
鬼の後ろの山肌に
刺さっていた
アイセ
「…って事は
本体は…足元!!」
アイセは鬼の足首あたりに左右3本づつ打ち込んだ
…が
それも当たるはずの
足も通り抜け山肌に
刺さった
アイセ
「なぜだ…!?
意味が分からん!!」
そこにひらひらと
式紙が
10枚飛んできて
地に落ちると
10人のイビルに
変化した
ふと見ると
山の山頂に
ドーマン リア
カンスの姿があった
ドーマン
「どうやら奴は
オーグルの秘密に
気付いたようじゃなぁ…」
リア
「ご安心ください
ドーマン様
奴はまだオーグルの
本体を探し出せては
おらぬ様子…
このまま一気に
かたをつけましょう」
カンス
「そうなんですか…
あいつには
鬼の脚の間の
オーグルは
見えてないんですか?
鈍くさいなぁ〜」
カンスのその声は
山に跳ね返り
アイセの耳にも
届いていた
アイセ
「何?脚の間?」
リア
「わ!!何ばらしてんねん!!
お前は〜!!」
リアはカンスの
ボディーに強烈な
パンチを放った
が…カンスが
一瞬早く体を
拳大の蚊に
変化して交わした
カンス
「おっとあぶない…」
そのカンスをリアは
鷲掴みにして
リア
「逃がすか〜!!」
カンス
「わ〜!!
ねえさん許して〜!!」
リア
「誰が許すか〜!!」
リアは全力で
カンスを放り投げた
200m以上カンスは
飛ばされ
ちょうど
そこにあった
こけ地蔵に当たり
こけ地蔵をさらに
かたむかせた
カンス
「またこの地蔵さんか…
昔はよく当たってたなぁ…」
…こけ地蔵をいつも傾かせてたのは
ドーマンが
まつられていた寺の
古井戸から出た
赤い火の玉だと
云われている…
アイセはイビルを
3体ほど倒したが
スルスル逃げる
イビルに手をやいていた
アイセ
「このままでは
らちがあかない
とりあえず
行ってみるか…」




